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アメリカと自己への慈愛と煩悶の物語スフィアン・スティーヴンス アルバム・ガイド | TURN
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スフィアン・スティーヴンスのニュー・アルバム『Javelin』が発売された。なんだか久しぶりの気がするが... スフィアン・スティーヴンスのニュー・アルバム『Javelin』が発売された。なんだか久しぶりの気がするが、今年の5月にはバレエのための音楽『Reflections』が発売になっているし、2020年と2021年もそれぞれ2作品を発表している。他アーティストとのコラボ作品やサントラ、インストゥルメンタル作など様々だが総じてかなりの多作家、それがスフィアン・スティーヴンスというアーティストだ。 それだけに、映画『君の名前で僕を呼んで』(2017年)のサントラに収録された「Mystery Of Love」(第90回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、授賞式でセイント・ヴィンセント、モーゼス・サムニー、パンチ・ブラザーズのクリス・シーリらとパフォーマンスを披露したのも記憶に鮮明だ)で初めて彼の作品に触れたという人、そこで改めてソングライターとしての才覚を実感したという人も多いことだろう。しかしながら