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ポスト・シネマ・クリティーク(10)アニメの形、映画の形 山田尚子監督『聲の形』|渡邉大輔
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ポスト・シネマ・クリティーク(10)アニメの形、映画の形 山田尚子監督『聲の形』|渡邉大輔
レンズ越しの風景 スクリーンいっぱいに一眼レフキャメラのレンズ越しに覗かれた俯瞰の風景が現れる。 ... レンズ越しの風景 スクリーンいっぱいに一眼レフキャメラのレンズ越しに覗かれた俯瞰の風景が現れる。 その映像が一眼レフのPOV(視点)ショットだと観客にわかるのは、むろん、そのショットに先行して、その時点では性別不詳の子どもが、建物のベランダから乗りだして首から下げた一眼レフを覗きこむ動作がすでに描かれているからだ。そして、レンズ越しのその子どもの視線のさきには、このアニメーションの主人公である少年少女が、小さな小川に架かる橋のたもとで向きあって何か話しているのが見える。かれらのたたずむ橋という舞台装置こそ、そもそもが両岸を隔てつつ媒介する建築物なのだが、ほかにも、手話、そしてレンズという、このシークエンスに登場する、それぞれの対象の、たがいに幾重にも隔たったものを媒介する「メディア性」こそ、この作品の内実を象徴する要素だといえるだろう。 映画『聲の形』(2016年)は、大今良時の同名人気少