「もっと、だらしなくていい」大森靖子さんが向き合う「生きづらさ」

社会の方が絶対に正義というわけでもない あなたと私は違う。だから尊い だらしない「生きよう」でいい 生きづらさについて歌詞にすることも多く、ファンから切実な悩みが綴られたメッセージが届くこともあるというシンガーソングライターの大森靖子さん。若者の生きづらさについて９月１日がピックアップされることが増えましたが、「悩みはグラデーション。急に生まれるものではなく、ずっとそこにあるもの」と話します。大森さんが考える「生きづらさ」と一緒に生きていく方法とは。 いつもある気持ちがさばききれなくなる ――長期休み明け生きづらさに悩む子どもが増える「９月１日問題」が報じられるようになり数年が経ちました。 ９月１日は、新しい環境が始まるという意味で、プレッシャーですよね。 でも、突然その日に悩みが生まれるのではなく、いつもある気持ちが、その日はさばききれなくなるという感じがあります。 「生きづらい」という