産総研：スピン注入トルクの直接測定に成功

発表・掲載日：2007/11/26 スピン注入トルクの直接測定に成功 －次世代MRAMの開発を加速する新しい評価技術を確立－ ポイント スピンRAMは、MRAM（磁気抵抗ランダムアクセスメモリ）の高速性に加えてギガビット級の大容量性も有するため、夢の次世代不揮発性メモリとして期待されている。 スピンRAMの駆動力であるスピン注入トルクの大きさを測定する手段がなかったため、最適設計を行う手がかりがなく、開発の重大な支障となっていた。 今回の成果によりスピン注入トルクの定量的評価が可能になった。これによりスピンRAMの開発が加速される。 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】（以下「産総研」という）エレクトロニクス研究部門【研究部門長 和田 敏美】スピントロニクスグループ 湯浅 新治 研究グループ長と久保田 均 主任研究員は、国立大学法人 大阪大学基礎工学研究科 鈴木 義茂 教