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「あおり」証明、時間との戦い 記録と記憶が消える前に:朝日新聞デジタル
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「あおり」証明、時間との戦い 記録と記憶が消える前に:朝日新聞デジタル
神奈川県の東名高速で一家4人の乗るワゴン車が「あおり運転」で停車させられ、トラックによる追突で夫... 神奈川県の東名高速で一家4人の乗るワゴン車が「あおり運転」で停車させられ、トラックによる追突で夫婦が死亡した事故から1年半余り。危険運転致死傷罪に問われている石橋和歩被告(26)に横浜地裁が14日、判決を言い渡す。事故の解明に当たった県警の捜査員たちも、行方を見守る。 「普通の事故じゃない。一体何があったのか」 発生直後、現場を見た県警の中堅幹部は感じた。石橋被告が、静岡市の萩山嘉久さん(当時45)一家が乗ったワゴン車の進路を塞ぐ妨害を繰り返し、追い越し車線に停車させたという事故の輪郭は間もなく浮かんだ。捜査の課題は、客観的な証拠で証明することだった。 まず取りかかったのは、事故当時、現場付近を通行していた車を洗い出す作業。ドライブレコーダーの記録や目撃情報を得ることが狙いだった。東名高速に設置されているナンバー自動読み取り装置(Nシステム)から車を特定して所有者を割り出し、手当たり次第に