他校選手とチーム結成 実力隠さず 「甲子園だけではない」球児の姿：朝日新聞デジタル

各校から高校球児を選抜し、地区ごとに編成したチームが対戦する「4支部選抜交流戦」が今秋、長野県でスタートした。高校野球の甲子園大会や都道府県大会といえば、各校単位の出場が基本。非公式戦だが、今回の地区交流戦のような試みは、全国的にも珍しい。初開催に踏み切った背景には、選手たちに実力を底上げしてもらい、野球の楽しさを感じて欲しいという県高野連の元会長の強い願いがあった。 「まわれまわれ」「ナイスボール」。県営上田野球場で11日に始まった交流戦には、普段は違うチームにいる選手が、それぞれのユニホームを着て地区選抜チームとして出場。互いに声を出し合い、楽しそうに試合に臨んでいた。 19日まで開かれた今回の交流戦では、北信、東信、南信、中信の県内4地区から選抜された選手が四つのチームを組んだ。1校につき2人を限度に、実力のある選手らが選抜された。 選抜チーム、強豪監督の公立指導が実現 日本高校野球