カタクリ 可憐に 高岡・万葉歴史館で開花：北陸中日新聞Web

高岡市万葉歴史館で十日、万葉集を編さんしたとされる大伴家持が歌に詠み、春の訪れを告げる花という薄紫色の可憐（かれん）な堅香子（かたかご）（カタクリ）が開花した。三月中が見ごろ。 開花時期は、大雪の影響で昨年や一昨年よりは少し遅め。庭にある約百株のうち二株が大きさ約二センチの花を咲かせた。雨天や夜など気温が低い時は閉じ、天気が良く暖かな気候の時に下向きの花を開く。 奈良時代に越中国守として現在の高岡市伏木に赴任した家持。井戸で水をくむ若い娘らのそばに群生する堅香子の花の情景を「もののふの 八十（やそ）娘子らが 汲（く）みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」と詠んだことで知られる。

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12日付ニュース。「四日につぼみが出ていた。だんだん暖かくなると十〜二十本ぐらいがまとまって咲き誇るのを楽しめます」https://twitter.com/oiratsume/status/1369492905451089926