晴明直系の陰陽道、断絶危機 後継者おらず福井:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

天社土御門神道の庁長を務める藤田さん。後継者不在に悩みつつ暦の製作を続けている＝福井県おおい町の「天社土御門神道」本庁で 平安時代の陰陽師（おんみょうじ）・安倍晴明（あべのせいめい）を祖とし、千年以上の歴史を誇る陰陽道（おんみょうどう）「天社土御門神道（てんしゃつちみかどしんとう）」（本庁・福井県おおい町）が存続の危機にひんしている。安倍氏直系の土御門（つちみかど）家と関係の深い藤田家出身の藤田義仁（よしひと）さん（８７）＝同町＝が受け継いできたが、両家の子孫に継承の意思はなく、星で吉凶を表す暦づくりが途絶える可能性も出てきた。

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「土御門家当主の娘は継承の意思を示さず、義仁さんの息子も愛知県で生活」「これまでに教えを請う人は何人かいたが辞めてしまった」