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コアラ激減させるクラミジア 気候変動で状況はさらに悪化
コアラの激減の要因として、クラミジアの感染による死亡や不妊が挙げられるという/Lisa Maree Williams/... コアラの激減の要因として、クラミジアの感染による死亡や不妊が挙げられるという/Lisa Maree Williams/Getty Images (CNN) オーストラリアに生息するコアラの間でサイレントキラー(静かな殺し屋)が広がっており、野生生物の専門家らは、このままいけば同国の大部分でコアラが絶滅しかねないと警鐘を鳴らす。 その犯人はクラミジアだ。クラミジアは性行為によって感染する性病の一種で、全世界で毎年1億人以上が感染している。治療せずに放置すると不妊の原因にもなる。 コアラの場合も、クラミジアを制御できないと失明したり、生殖器官に痛みを伴う嚢胞(のうほう)ができたりして、不妊や死を招く恐れもある。 さらに悪いことに、クラミジアの治療に使用される抗生物質は、コアラが主食であるユーカリの葉を消化吸収するのに必要な繊細な腸内フローラ(腸内細菌)を破壊してしまうため、中にはクラミジアが治
2021/12/06 リンク