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気象庁|紫外線の性質
紫外線は、上空から地上に到達する間に、空気分子やエーロゾルにより散乱され、その強度は弱くなります(... 紫外線は、上空から地上に到達する間に、空気分子やエーロゾルにより散乱され、その強度は弱くなります(下左図参照)。 標高が高いと、その地点から上空の大気の量は少ないので、紫外線は散乱を受けにくくなり、その地点で受ける紫外線は強くなります。 また、標高が高いと、大気を通過する際のオゾンによる吸収も少なくなり、紫外線は強まります。下右図に、4月の正午頃のUVインデックス(推定値)の分布を示します。UVインデックスは、通常、北から南に行くほど大きくなりますが、標高の高い地域では同緯度の低地に比べUVインデックスの値が高くなっていることがわかります。 一般的に、UVインデックスは標高が1000m高くなると約10%増加するとされています。 山頂で大気が非常に澄んでいる場合などには、先に示した割合以上に紫外線は強くなることがあります。 高層気象台(つくば)で実施された夏季の乗鞍岳(2,772m)における