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Various | ele-king
マイクロ・アンビエント・ミュージック。 坂本龍一を追悼するために、これほど重要な言葉もない。この20... マイクロ・アンビエント・ミュージック。 坂本龍一を追悼するために、これほど重要な言葉もない。この20年あまりの坂本龍一の音楽・音・アンビエント/アンビエンスの探求を追いかけてきた聴き手にとってはまさに腑に落ちる思いである。 じっさい坂本龍一の「晩年」は、「小さな音」のアンビエンスを追い続けてきた日々だった。彼は世界に満ちている音を聴き、音響・音楽を創作した。世界中のアンビエント・アーティストやサウンド・アーティストの音源を聴き、彼らとの交流も深めてきた。音楽と音の境界線に誰よりも繊細に耳を澄ましてきた。 この追悼コンピレーション・アルバム『Micro Ambient Music』は、そんな「坂本龍一と小さな音」との関係性を考えていくうえでこれ以上ないほど重要で素晴らしい作品である。アルバムのインフォメーションにはこう記されている。 坂本龍一が2000年から晩年にかけて関係の近かった音楽家や