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第3章-2 「親しみやすい」ロボットとは 記号論理の限界と芸術理論 中田亨博士の試み
中田亨 1972年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。工学博士。産業技術総合研究所デジタルヒューマン... 中田亨 1972年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。工学博士。産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター研究員。事故予防をテーマとする『ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ―ミスはなくなるか』(化学同人刊,2007)などの著作も発表している 撮影:金澤智康 中田博士が勤務する産業技術総合研究所(産総研)は、公的研究機関として日本最大の規模を持つ独立行政法人。その産総研の中で、デジタルヒューマン研究センターは人間の機能をモデル化する研究を進めている。 人間を取り巻くさまざまな製品は、ほとんどが人間を対象にして設計されている。それらの製品については、自分たちでつくったものなので、人間はきちんと成り立ちを把握している。しかし自分たちでつくったわけではない肝心の人間そのものについては、完全に理解しているとは言えない。だから実は、人間と製品の関係において、人間が「もっとも解明されていないシステム」な
2009/05/26 リンク