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【書評】 『復讐の詩編をどう読むか』 E・ツェンガー 著、佐久間 勤 訳 - キリスト新聞社ホームページ
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【書評】 『復讐の詩編をどう読むか』 E・ツェンガー 著、佐久間 勤 訳 - キリスト新聞社ホームページ
フェイスブックがきれいな写真や充実した生活の報告であふれている一方で、ツイッターには無名の人々の... フェイスブックがきれいな写真や充実した生活の報告であふれている一方で、ツイッターには無名の人々の怒りや憎しみ、悲しみの叫びがあふれている。本書を読んでいると、我々は誰に、どのように耳を傾けるべきなのかについて、考えを促される。 ツェンガーは言う。カトリック教会は第二バチカン公会議以降、公的な祈りにおいて詩編における攻撃的な内容のものを採用せず、採用されている詩編でも不適切とみなした節を削除してきたと。一方で古来より教会は、それら攻撃的に見える詩編の祈りをユダヤ人や戦争相手への呪いとして安易に用いてきたと。ツェンガーはそのどちらに対しても疑問符を突きつける。 ツェンガーにとって、詩編における極めて「ネガティヴな」表現は神義論的問いである。つまり、神が支配しておられるこの世界で、なぜこれほどに不正が起こり、不当かつ不条理に苦しめられる人間が存在するのかという問いである。人間が神に祈るとき、一足