＜守れなかった命 検証・神戸6歳児死亡事件＞（1）異様な家族 閉ざされた生活、最悪の結末

■虐待疑う通報寄せられず ６月１９日夕方、神戸市内の気温は２８度に達していた。にもかかわらず、厚めの長袖上着にフードをかぶった４人組が、スーツケースを引いて同市西区の住宅地を歩いていた。 当日、散歩をしていた女性（８０）は奇妙なその姿を覚えていた。「いつも人に会ったら自分からあいさつするけど、変な感じがして声を掛けられなかった」 様子は道中の防犯カメラにも捉えられていた。うちわで顔をあおぎながら、ぞろぞろと進む４人組。スーツケースの中には、６歳だった穂坂修（なお）ちゃんの遺体が入っていたとされる。 ■ ４人は修ちゃんの母、沙喜容疑者（３４）、叔父の大地容疑者（３２）、叔母で双子の朝美容疑者（３０）、朝華容疑者（３０）。修ちゃんを殺害し、自宅から１キロ離れた草むらに遺体を遺棄した疑いで逮捕された。 ４人はスーツケースを草むらに置いた後、自分たちの母親でもある修ちゃんの祖母（５７）を自宅に閉じ

[Yagokoro]

容疑者全員が知的障害者って、地獄を煮詰めたような事件だな