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晩年に関する不安~老後とその先の不安には「近居」が“程よい距離感”
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晩年に関する不安~老後とその先の不安には「近居」が“程よい距離感”
■要旨 近年、親世帯と子世帯が程よい距離感を保ちつつ、いざという時にはお互いに行き来することができ... ■要旨 近年、親世帯と子世帯が程よい距離感を保ちつつ、いざという時にはお互いに行き来することができる「近居」が増えている1。共働きをする子育て世帯や、加齢による体力低下、心身の不調に不安を抱える高齢者世帯でメリットがあるとされる。 加齢にともなって生じる問題としては、病気になることや要介護状態になること以外に、家やお墓をどう守っていきたいか、お葬式はどのようにしてほしいかといった死後に関する諸課題もあり、晩年には、こういった不安を抱えている人もいると思われる。 そこで、本稿では、死後に関する諸課題も含めた晩年に関する不安の度合いが、子の同居等状況によって違うのか分析を行った。使用したデータは、ニッセイ基礎研究所が2023年6月に実施した「生活に関する調査2」である。本稿では、前半で、対象者全体の概要をみたあと、後半では、65歳以上の男女514人(男性254人、女性260人)に絞って、65歳