幻の沖縄ハワイ移民史を発見 世界に１冊だけ和歌山市民図書館に 1941年発刊、空襲で焼失したとみられたが 沖縄県立図書館「県系１世の足跡鮮明に」 | 沖縄タイムス＋プラス

沖縄県立図書館は１９日、１９４１年に発刊されたが存在は知られていなかった幻の著書「布哇（ハワイ）沖縄県人発展史」（親泊義良（ぎりょう）著、編集・カウアイ沖縄県人連合協会）が和歌山市民図書館に収蔵されていたと発表した。製本直後に始まった太平洋戦争の影響で配本されず、梱包（こんぽう）された書籍は横浜の倉庫に置かれたまま空襲で焼失したとみられ、世界でこの１冊しか確認されていない。時代に翻弄（ほんろう）された同著を確認した県立図書館司書の原裕昭さん（４５）は...