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【本棚を探索】第40回『制度はいかに進化するか 技能形成の比較政治経済学』キャスリーン・セーレン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
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【本棚を探索】第40回『制度はいかに進化するか 技能形成の比較政治経済学』キャスリーン・セーレン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
四社四様の資本主義 著者はいわゆる「資本主義の多様性」学派に属する政治学者だが、本書は技能形成とい... 四社四様の資本主義 著者はいわゆる「資本主義の多様性」学派に属する政治学者だが、本書は技能形成という切り口から英米独日という4カ国の資本主義の違いを浮彫りにするもので、労働研究者にとっても大変興味深い内容だ。 産業革命の先頭走者であるイギリスでは、中世のギルドが崩壊した後を埋めたのは熟練職人たちの職種別組合で、徒弟制に基づく供給規制で労働市場をコントロールすることがその戦略だったことはウェッブ夫妻が描いた通り(拙著『働き方改革の世界史』参照)。それゆえ経営者は組合と対決して自由な決定権を取り戻すことが目標となったが、両者の対決のはざまで職場は混乱に陥り、どちらも得をしない低技能均衡の道を歩んでいく。 ところが後発国のドイツでは、ギルドは生き残っただけではなく、保守的な帝国政府の支援で、イヌンクと呼ばれる手工業者団体が徒弟の技能認証権を独占した。これは、拡大しつつあった社会主義者を抑圧する保