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書評家・豊崎由美が語る、本の楽しみ方。「本は想像力を培うもの」
1984年 東洋大学文学部印度哲学科(現・東洋思想文化学科) 卒業 編集プロダクション勤務を経て、フリー... 1984年 東洋大学文学部印度哲学科(現・東洋思想文化学科) 卒業 編集プロダクション勤務を経て、フリーライター、書評家として活動。『週刊新潮』『中日(東京)新聞』『婦人公論』などで書評を多数掲載。著書には『そんなに読んで、どうするの?(アスペクト)』、『『ニッポンの書評』(光文社新書)、共著に『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)、『百年の誤読(ちくま文庫)』などがある。 よくわからない本でも、いつか読める瞬間がやってくる ――本を読むようになったのは、いつ頃ですか? 「4歳くらいには、姉の持っていた児童向けの『グリム童話全集』を読みはじめていました。そのなかで『こわがることを習いに出かけた男の話』という話がものすごく好きになったんです。 今まで一度も『怖い』と思ったことがない男が、怖いことを探しに旅に出る。でも、骸骨に会っても一緒に人骨のボーリングをしたりと、ちっとも怖がらない。男は王女
2021/12/11 リンク