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なぜ今「新しいキャリア論」が必要か ―私たちの反省と立脚点|研究プロジェクト|リクルートワークス研究所
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なぜ今「新しいキャリア論」が必要か ―私たちの反省と立脚点|研究プロジェクト|リクルートワークス研究所
キャリア論研究をしてきた私たちの反省 個人のライフスタイルが多様化する一方、日本の労働時間は縮小傾... キャリア論研究をしてきた私たちの反省 個人のライフスタイルが多様化する一方、日本の労働時間は縮小傾向にあり、人生のうち仕事が占める時間的・心理的な割合は低下しつつある。個人と会社の関係性も変わらざるをえず、不安や戸惑いの声が聞かれるようになった。私たちは新たな職業社会にどう向き合えばよいのか。 実はこう考えたときに、人と組織の研究機関であるリクルートワークス研究所のメンバーの間で最初にディスカッションがあったのが、「既存のキャリア論が届いている範囲」の問題だった。 そんな議論が起こったのは、リクルートワークス研究所の研究機関としてのメンバー構成に理由があるかもしれない。バックグラウンドとする学問は様々で、本稿を書いている古屋は組織行動論を専門とする経営学寄りの学問領域だが、社会学を専門とする者、心理学を専門とする者もいる。さらにアカデミズムとして特徴的なのは、そこに経済学をバックグラウンド