文化の日｜ニュース｜NHKアーカイブス

（文化勲章授与）１１月３日、文化の日。皇居内では７人の人々に文化勲章が授賞されました。日本画の小林古径、詩壇の土井晩翠、文壇の正宗白鳥、刑法の牧野英一、生物学の藤井健次郎、金属物理学の三島徳七の諸氏。哲学の田辺元氏は病気で欠席でした（放置される文化財）また、長野県の国宝・松本城は、文化の日のこのごろ、細々と修理の工事が進められています。この城は３５０年前に築かれた日本の三名城の一つです。文化財保存の強い声に押されて始まったこの修理も、完成までには５年もかかるといわれています。ところが９月に住民投票で、文化観光都市に決まった奈良の東大寺付近にある北山十八間戸には、家のない人々がやむなく住み着いています。７００年も前にライ病患者の収容施設として建てられたこの珍しい史跡も、文化の日にはほど遠い皮肉な姿でした

[kiku72]

“北山十八間戸には、家のない人々がやむなく住み着いています。７００年も前にライ病患者の収容施設として建てられたこの珍しい史跡も、文化の日にはほど遠い皮肉な姿でした”1950年のニュース