SYNODOS Blog : 科学と科学ではないもの 菊池誠（聞き手：飯田泰之）

2010/08/0200:00 科学と科学ではないもの 菊池誠（聞き手：飯田泰之） 菊池：まず練習問題集から始めたいと思います。これはある量Xを横軸に、平均寿命を縦軸にして、最近数十年間の変化をグラフにしたもので、すごく相関の強いグラフです。Xの値は、1970年に50以下ぐらいだったものが、95年には200ぐらいに増加しています。さて、このXは何でしょうか？一見すると、Xが増えると平均寿命が高くなるように見えるものです。 食事の量？なるほど、関係ありそうですね。病院の数？それもいいかもしれません。でも、もう少し意地悪です。「ニセ科学」について考えるためですから、もっとツッコミがいのあるもの。自動車の数？かなりいい線いっていますね。それでもいけそうです。テレビの台数！？すごいですね、ビンゴ！ 当たりです。 Xは、政府統計資料からもってきた、100世帯あたりのテレビ保有台数です。テレビの保

[kanimaster]

相関関係と因果関係の話。

[sophizm]

SYNODOS JOURNAL : 科学と科学ではないもの　菊池誠（聞き手：飯田泰之）

[nebokegao]

因果関係と相関関係のちがい。朝食とテストの成績の関係を例に

[neko73]

すげーわかりやすい擬似相関の例だなーw

[filinion]

相関関係と因果関係の混同は教育界ではよく見られる。TOSSの向山氏は「TVの視聴時間と成績には負の相関がある」ことを“発見”し、保護者に強力な「反TV運動」を行った。意図的な煽動だったのか、ただの無知なのか…。

[K416]

「おそらく、家庭環境の代理変数だろうと」←俺も学生さんにこう教えてるな。「『だから朝ごはん食え』って話じゃなくて、『そういう風に生活を整えるとどこかでいい効果が出るのかもね』ってこと」とか。

[REV]

統計と、原理の解明は車輪の両輪

[tikani_nemuru_M]

「朝食と家庭環境」「家庭環境と成績」には因果関係があると考えられる。で、「朝食をしっかり用意しよう」というのは家庭環境改善の象徴的な意味合いと考えれば、「朝食とって成績アップ」はおかしな話ではない。

[kamezo]

2010/8/2の記事。きくちくんの練習問題。相関と因果の巻。