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aozora blog: 群盲、象をなでる
ある盲人は象の足をなでながら「大木のようだ」といい、ある盲人は鼻をなでながら「大蛇のよう」といい... ある盲人は象の足をなでながら「大木のようだ」といい、ある盲人は鼻をなでながら「大蛇のよう」といい、耳をさわった者は「大きなうちわ」と、腹をさわった者は「太鼓」と、しっぽをさわった者は「ほうきのようだ」と答えた。いずれの答えも正確でない。正しい実体を知らずにあれこれ私見を述べあうことや、無知な人がいくら集まって論じあっても正確な答えにたどりつくことができない、こんな内容の故事だったと思います。とりたてていうまでもなくあたりまえのことなのですが、この故事は障害者や「無知な人」をあからさまに侮辱・けなす表現ですから、好ましい表現とはいえません。どんな場所・場面でも使用はゆるされない故事です。いまとなっては、おおやけに使われない、教科書や新聞やテレビではぜったいに見かけない表現です。 ゆうくんのレポートを読んでいて、ふとドキュメンタリー映画祭終了後の、ある監督のコメントを思い出しました。その人は
2011/08/03 リンク