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昆虫サイボーグ、進む研究 無線操作で測定・救助に利用:朝日新聞デジタル
小さくて機敏、そんな昆虫の優れた能力を利用した新しい技術の研究が進んでいる。遠く離れた所から飛行... 小さくて機敏、そんな昆虫の優れた能力を利用した新しい技術の研究が進んでいる。遠く離れた所から飛行する方向を操ったり、動き回って測定データを集めたり――。昆虫と機械が融合した「昆虫サイボーグ」が登場しつつある。 飛行する昆虫をドローンのように自由に操縦する。そんな「昆虫サイボーグ」を作ることに成功したという論文が昨年3月、米科学誌に掲載された。 開発したのはシンガポール南洋理工大の佐藤裕崇・助教授ら。カブトムシと同じ甲虫のオオツノカナブンの背中に、無線の受信機を組み込んだ電子回路(約1平方センチ)や小型の充電式電池を載せた。無線で指令を送ると、目や羽の根元の近くに埋め込んだ計6本の電極を通じて神経が刺激される。連続で飛べるのは約30分だ。 飛び始めと飛行停止は、光の方…
2016/08/07 リンク