asahi.com（朝日新聞社）：空を駆けろ、銀河鉄道９９９ 北九州モノレールの車両に - 社会

松本零士さん（中央）が１日駅長となり、モノレールの出発を見守った＝北九州市小倉北区 北九州の空を銀河鉄道９９９が駆け抜ける――。北九州モノレール（北九州市）の開業２５周年を記念して、同市で育った漫画家の松本零士さん（７２）の代表作「銀河鉄道９９９」のキャラクターを描いた車両の運行が始まった。 小倉駅での出発式で１日駅長を務めた松本さんは「本物の車両に描けて感無量。文字通り空を飛んでいるようだ」と、走り去るモノレールを見つめていた。 同社が松本さんにデザインを依頼。１台４両編成（１両長さ１５メートル）で、同社で運行している全１０台のうちの１台に登場人物のメーテルなどが描かれている。３年間運行する予定だ。出発式で松本さんは車両にサインし、「列車の振動や音を感じて育った。少年時代の思い出が詰まっている小倉で夢が実現した」と話した。