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ジェンダーフルイドな王子のクィアなラブロマンス~漫画『The Prince and the Dressmaker』(Jen Wang著、First Second)感想 - 石壁に百合の花咲く
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ジェンダー観が新しいラブロマンス ドレスが着たい王子セバスチャンと、極秘で彼を助けるお針子フランシ... ジェンダー観が新しいラブロマンス ドレスが着たい王子セバスチャンと、極秘で彼を助けるお針子フランシスのロマンスを描くコミック。王子が日によって性自認が変動するジェンダーフルイドな人であるところが新しいし、恋愛要素もクィアでよかったです。絵柄もすごくキュート。 性の流動性と変身の物語 「ドレスが着たい男の子」というと、すわ男性ボディーで「心が女」なキャラクターの話かと誤解されそうですが、違うんです。それがよくわかるのが、セバスチャンがフランシスに吐露するこの台詞(p. 44)。 「鏡に映る自分を見て、『これがぼくだ、セバスチャン王子だ! 男物の服を着て、父さんに似てる』と思う日もある。それが全然しっくりこない日もある。そういう日には、こんな気がするんだ。自分は実は……王女なんだ、って」 Some day I look at myself in the mirror and think, "T
2018/08/06 リンク