カフェ・ヒラカワ店主軽薄 » 非常時の思想について

３．１１の大震災以来、身体の奥で何かがずっとざわめいていて、たまっている仕事の手がつかず、書かなければいけない原稿もそのままになっている。 ずっと、何かを考えていたはずなのだが、何を考えていたのかも判然としない。確かなことは、身体の奥のざわめきが今も続いていることであり、その理由を探しているということだけである。 この二週間、おれはテレビの画面を食い入るように見つめ続け、次から次へと書き込まれるツイッターの言葉を読み続けていた。 その合間をぬって仕事場に出かけ、入院中の父親を見舞った。 夕食を作り、洗濯をし、アイロンかけをした。 それらは、ここ一年続いてきた日常と同じであるはずなのに、何かが決定的に違っていた。 それは、おれの身体の奥で何かがずっとざわめいていたからだろう。 何かが決定的に違う。何かがざわめいている。 そろそろ、この何かに言葉を与えなくてはならないと思う。 弟一家は仙台に住

[subaru660]

『自分を棚に上げたところからなされた言明は、それがどんなに正義の意匠をまとっていようが思想にはならない…それは正しさらしさの反復であり、空気への同調であり、それらを背景にした上から目線でしかない』

[SasakiTakahiro]

思想とは、絶対的な正義も、絶対的な悪も、人間の中には宿れないということを知ることだ。

[kamatamadai]

"どのような立ち位置から「買占めをするのは卑劣なことだ」と言っていたのかが問題なのだ。","自分を棚に上げたところからなされた言明は、それがどんなに正義の意匠をまとっていようが思想にはならない"

[shiba-710]

自分を棚に上げた正義、空気への同調、上から目線ではなく、自分の身体で引き受けることのできる言葉を。それが寛容につながる。……なるほど。

[h_A_l]

「科学的に認められない＝起因しないと結論しているわけではない」ところをどう判断して，どういう基準を作るのかというのは専門家だけの作業じゃなく，「小市民」なわたしたちの作業でもあると思います．

[Guro]

わ、わ、わ、わ。買占めいくない、と言うだけではその人間心理へのまなざしがない。

[dohenkutsu]

"自分を棚に上げたところからなされた言明は、それがどんなに正義の意匠をまとっていようが思想にはならな（…）それは正しさらしさの反復であり、空気への同調であり、それらを背景にした上から目線でしかない"

[seuzo]

「言っているのは誰か。主語の抜け落ちた、正義の代弁者なのか。」

[highAAA]

ここ数日考えていた事の答えが書いてあってスッキリした。「自分を棚に上げたところからなされた言明は、それがどんなに正義の意匠をまとっていようが思想にはならない」

[santo]

「大日本人」の皮の中身が「小市民」であるということか。