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書斎の窓 2018年9月号 家族と刑法――家庭は犯罪の温床か?⑨ 両親が子どもを巡って互いに争うとき その2 深町晋也
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書斎の窓 2018年9月号 家族と刑法――家庭は犯罪の温床か?⑨ 両親が子どもを巡って互いに争うとき その2 深町晋也
4 前回をふりかえって ――親による子の奪い合いを巡る状況 前回は、夫婦が別居や離婚に当たって、我が子... 4 前回をふりかえって ――親による子の奪い合いを巡る状況 前回は、夫婦が別居や離婚に当たって、我が子を自分の手元に置くために互いに争う「我が子の奪い合い」という、我が国でも諸外国でも極めて重要な問題を採り上げた。この問題に関して、我が国においては、家事事件手続法、人身保護法などによる国内法的な対応や、ハーグ条約による国際法上の対応など、民事法上の様々な対応枠組みが構築されている。しかし、こうした民事法上の措置が功を奏しない場合もあり、一方の親が他方の親から子を引離す事例について、刑事法による解決が必要となり得る点を指摘した。そして、諸外国においても、こうした事例について、一定の場合には拐取罪として処罰対象とされていることを見てきた(1)。 それでは、我が国においては、このような事例が拐取罪として処罰されるのであろうか。読者の皆さんにとっても、この点が最も関心が深いところであろう。結論から