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空間としてのストリート、場所としてのストリート
アンリ・ルフェーブルは『都市革命』の冒頭で、街路(ストリート、rue)を礼賛する意見とそれに対する反... アンリ・ルフェーブルは『都市革命』の冒頭で、街路(ストリート、rue)を礼賛する意見とそれに対する反−街路礼賛論の両方をどちらにくみすることなく並べてみせています。街路礼賛派は、街路が活気あふれる「出会いの場所」であり、使用価値が交換価値に取って替わる場所であり、日常的な秩序から解放される場であると、つぎのように説きます。 街路、それは無秩序なのだ。……固定され、冗長な秩序のなかに凍結された都市生活の全要素は、解放され、街路のなかで、街路によって、中枢へと流れ込む。それらは固定的な住居から離れて街路で出会うのである。……街路のなかで、またこの空間によってこそ、ある集団(都市自身)は明らかにされ、姿を現わし、さまざまな場所を占有し、占有した空間‐時間を実現するのである。このような占有は、使用と使用価値とが交換と交換価値とを支配しうることを示すものである。革命的な出来事はだいたい街路で起る。
2007/03/27 リンク