常識にとらわれない 過疎化が進んでいる地域であっても、交流人口(その地方に訪れる人)を増やせば地域経済を活性化することができます。今後、1人の人が複数の拠点を持つことが当たり前になり、1人あたりの移動距離が延びて活動領域が広がっていけば、日本全体の人口が増えるのと同じ意味を持つでしょう。私は、これをいまこのコラムを読んでくださっているみなさんも含め、1人ひとりにぜひ実践していただきたいと思っています。 こういった考え方は、能書きを垂れるよりもまず自分がやってみせることが大事です。ですから今回のみらいまちLABOの取り組みは、私自身が多拠点生活を実践して多くの人にその姿を見てもらうことも目的の1つにしています。「多拠点生活というのはいいものだな」と感じる人が増え、それぞれの人がそれぞれ縁のある場所で活動し始めれば、少子高齢化や人口減少もこわくありません。 活動拠点となる古民家は、名前を「Da