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人間と学問に関するhatsumotoのブックマーク (1)

  • 白川静先生を悼む - 内田樹の研究室

    白川静先生が10月30日に亡くなった。 享年96歳。 白川先生の漢字学三部作『字統』、『字訓』、『字通』はそれぞれ先生が74歳、77歳、86歳のときに完成した。 私ごときが五十路をいささか過ぎたあたりで、「もうおおかたの仕事は終えたし、余生は雑文を草して、世間のお邪魔にならないように生きたい」などと口走るのは「100万年早い」ということを痛切に感じさせる偉大な業績である。 『字通』を私はつねに書き物机の上に置いてある。 漢字の原義(に限らず、なにごとにおいても「起源のようす」)について知りたくなるのは子どものころからの私の癖である。 この幼児的で法外な好奇心をつねに満たしてくれる思想家として私が名を挙げることができるのは、マルクス、フロイト、レヴィ=ストロース、そして白川静の四方である。 この四人の共通点は、「人間の諸制度はそもそもどういうところから始まったのか?」という起源にかかわる問い

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