先日,翻訳書を上梓しました。 これに伴って,出版社のFacebookページに寄稿したのですが,転載の許可をもらいましたので私のブログからも情報発信したいと思います。 この度、J.Kruschke著の「Doing Bayesian Data Analysis, Second Edition: A Tutorial with R, JAGS, and Stan」翻訳書を出版する機会をいただき、2年弱の長期にわたる作業になってしまったが、無事に出版の運びとなったことを心から嬉しく思う。仕事が終わった!という嬉しさではなく、この本によって統計やデータサイエンスに関わるより多くの人に、ベイズの素晴らしさとわかりやすさを伝えることができ、伝統的な方法論から新しい世界へご案内できることの嬉しさ、である。 「これからはベイズ統計学だ」と言う話を耳にするようになり、行動計量系の学会で「まあメトリシャンの半数
タイトルの本を頂きました。ありがとうございます。僕は原著を少し読んだことがあり、こちらで非常に評判が高い本です。翻訳にもかかわらず原著とほぼ同じ値段で購入できます。 先にJAGSになじみのない方へ説明しておきますと、JAGSはRコアメンバーの一人でもあるMartyn Plummer氏によってC++で開発されたMCMCソフトウェアです。Rから使うのが多数派ですが、PythonからもPyJAGSによって使うことができます。 複雑なモデルでなければStanより収束が早く、離散値をとるパラメータも使えるため、プログラミングがそんなに得意でない人がベイズ統計モデリングをはじめるには一番向いていると思います。最近、再び活発に開発され始めたようで、先日JAGS 4.3.0がリリースされました。 JAGS 4.3.0 is released https://t.co/3jExabWcPI— Martyn
今回は書評エントリです.日本のStan界隈の顔である @berobero11 さんが統計モデリング本を出版し,ありがたいことに献本いただきました*1.ようやっと一通り読み終えた*2ので,感想がてら本の魅力について述べていきたいと思います*3. StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R) 作者: 松浦健太郎,石田基広出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2016/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る この本を読んで得られるもの 「統計モデリング」とはどのようなものか,ということについての実践的な知識および心構え 本書には,冒頭で,統計モデリングについて以下のように書かれています. モデルというのは不必要な性質を大胆に無視して,必要なエッセンスだけを取り上げたものだ....(中略)... 確率モデルをデータにあてはめて現象の理解と予測をうながす
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