一日中読書が出来る人はかなり少数派であるが、一日中Twitterが出来る人はよくいるわけである。読書は文脈を押さえながら長文を読むことであるから、それなりの集中力は必要である。本は拾い読みでも楽しみうるのだが、順番通りに読むという常識が強く、一冊を統一的に理解してこそ意義があるという思い込みもある。強迫性障害の症状で、一字一句を完全に理解しないと先に読み進められないので、本が読めないというのがある。強迫性障害は完全な妄想というわけではなく、車に乗っていると人を轢いたのではないかと危惧したり、外出時に火事や泥棒が不安で表に出られないとか、普通の人間が漠然と感じている不安が、深刻な恐怖に発展する病気である。理解できない不安で本に手が付けられないのは、普通の人でも何となくあるのである。集中力を高めてから書物を紐解くべきであると考えられている。読書は、知識を身につけるという目的性が強いので、寝転が