海外にコメの販路を広げようと、中国の旧正月・春節に合わせて日本を訪れる中国人観光客を対象に、10万食のパックごはんを無料で配布してPRする取り組みが25日から始まりました。 このうち、JR東京駅前の観光案内所では、実際にレンジで温めたパックごはんを中国人観光客に試食してもらい、日本のコメについてのアンケートなども行われていました。 国内のコメの消費は人口の減少や少子高齢化で減り続けており、海外に販路をいかに拡大するかが課題となっていますが、輸出されるコメは生産量のわずか0.1%にとどまっており、企画した協議会は市場規模が大きい中国に集中的にPRしていきたい考えです。 協議会の木村良理事長は「中国の人たちも日本のコメのおいしさは聞いているとは思うので、実際に持って帰ってもらって、さらにコメの理解を広めていきたい」と話していました。