全国1000店舗以上を展開する外食チェーンのサイゼリヤ。安価にイタリアンを食べられることで幅広い世代から人気だが、実はSNS上では、サイゼリヤを舞台にした議論が頻繁に巻き起こっている。サイゼリヤでの「デート」はアリかナシかという議論や、商品番号を紙に書いて渡す注文方式の是非をめぐる議論などだ。 <サイゼリヤで満足は「貧しい?」 料理研究家の反論ツイート> チェーンストア文化に詳しい批評家は、サイゼリヤはチェーンストアの中では珍しい「アイドル」のような愛され方をしている存在だと語る。「サイゼ論」が白熱する背景には、何があるのか。 ■恋愛、貧しさ、非人間性...多岐にわたるテーマ 「サイゼで喜ぶ彼女」――。2022年2月上旬、ツイッター上に投稿された一枚のイラストが注目を集めた。サイゼリヤの看板メニュー「ミラノ風ドリア」を食べて笑顔になる「彼女」を描いた、いわゆる「萌え絵」というジャンルのイラ