アメリカには、実は一部を除いて消費税はありません。 ただし、買い物したときに支払わなければならない「消費税に似た」税金があります。これを売上税(Sales Tax)といいます。 この記事では、アメリカの売上税の仕組みと税率を紹介するとともに、なぜSales Taxは売上税と訳されているのか、消費税となにが違うのかについても解説します。 1.アメリカの売上税の仕組み 日本の消費税は、消費者が小売店で商品やサービスを買うときに課されるだけでなく、メーカーが原材料を仕入れたり、小売店が商品を仕入れたりするときにも課せられます。 一方、アメリカの売上税は、消費者が小売店で商品を購入したときにだけ課されます。メーカーが原材料を仕入れたときや、小売店が商品を仕入れたときには売上税は課されません。 これが消費税と売上税の最大の違いです。 また、日本ではサービスを購入したときも消費税と呼びますが、アメリカ