あいちトリエンナーレ 2019の全ての展示が再開することの意味を確認しておきたい。それは表現の自由を勝ち取るのみに留まらず、「平和の少女像」を日本人の手で立ち上げることであり、この出来事を拠点にして日韓の友好親善を再び深めてゆきたいという日本の市民からの国際的な意志の表明なのである。 あいちトリエンナーレの8月 8月、もう何回目の名古屋入りだろうか。幾度となく訪れ、あいちトリエンナーレ2019の問題について議論し、事態の把握と問題の解決にむけて動いている。私は8月1日にインスタレーションとパフォーマンスを完遂して、短い夏休みをとるつもりだったのだが。 愛知県美術館10F 第4展示室で、私はパフォーマンス/ビデオインスタレーションを展示している。私がようやく展示作業とパフォーマンスから解放されて、ずっと詰めていた愛知県美術館10階フロアから8階へ展覧会を観に降りて行ったのは、8月2日のことだ
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