Published 2021/09/17 10:00 (JST) Updated 2021/09/19 09:21 (JST) 天正遣欧使節の一人、千々石ミゲルの子孫や識者らでつくる民間の「千々石ミゲル墓所調査プロジェクト」が長崎県諫早市多良見町山川内のミゲル墓所推定地で進めていた第4次発掘調査で、同プロジェクトは16日、出土したほぼ全身の骨格を現地で報道陣に公開した。歯が残存することも新たに確認。同プロジェクトはミゲルの遺骨とみて、性別や年齢の鑑定を進める。今回で最終と位置付ける第4次調査はほぼ終了した。 2017年の前回調査では、禁教令後の1633年に没した男女2人の戒名が刻まれた日蓮宗形式の墓碑に向かって右側から墓坑(1号墓)が見つかり、キリスト信仰用具の一部や、ミゲルの妻のものと推定される人骨と歯が出土した。 今回、左側で新たな墓坑(2号墓)を発見。キリシタン遺物は出なかったが、調