福島県矢祭町では、台風19号の豪雨による橋の崩落で孤立状態が続いていた高地原集落と外とを結ぶ応急的な道路が完成し、3日から通行が始まりました。 この道路は、川の中に直径1mのパイプを2段に敷き詰めたうえで土のうを積み上げ、さらに土と砂利をかぶせたものです。 3日から通行できるようになり、早速、集落の人たちが車や自転車などで利用していました。 自転車で利用した人は「まだ応急的な道路ですが、通れるようになってよかった」と話していました。 集落のために特別に設置したことから、町は集落に関わりのある人以外は利用しないよう呼びかけています。 佐川正一郎町長は「建設を始めてからほぼ半月で通行できるのはうれしく思っている。ここだけが災害ではないので、もっとスピード感をもってしっかり対応していきたい」と話しています。 町はこの応急的な道路に加えて仮設の橋の建設にも取りかかり、来年4月をめどに完成させたいと