はじめに 世の中ではGrafana Weekということで、Raspberry Pi 5複数台をクラスタリングしてKubernetesを作成し、Grafanaを載せてみたいと思います。 というのは冗談ですが、最近趣味で安価に常駐プロセスをデプロイできるホスティング環境に悩んでいました。常駐しないなら最近はゼロコールドスタートなV8 Isolateを使ったCloudflare WorkersやDeno Deployが無料枠が大きくいい感じです。 一方常駐プロセスはHerokuの無料プランがなくなりました。AWS AppRunnerは起動時間を人間が稼働している時間のみに絞っても10$はかかります。fly.ioは、Legacy hobby planでCPU-1x 256mb VM 3つと3 GB 永続ボリュームストレージは無料で扱えます。fly.ioはCLIもよくできているので、軽い検証の場合こ
教育やホビー向けなどに使われている「Raspberry Pi」(以下、ラズパイ)だが、今ではそういった目的以外にIoTデバイスを制御するSBC(シングルボードコンピューター)などとしても多く使われている。しかし企業向けの産業用コンピューターとして利用しようとした場合、長期間の使用に耐えないという声もあるようだ。こうした際の対抗馬として昨今光が当たっているのが、今回紹介する「ROCK 5」シリーズである。 全世界的な企業であるRSグループ傘下のOKdoがROCKシリーズを開発し製造、販売しているが、日本ではアールエスコンポーネンツが総代理店となって販売している。 ROCK 5シリーズは「ROCK 5A」と「ROCK 5B」という2つの製品からなる。ROCK 5Aは、ラズパイとほぼ同じ大きさで85×56mm。インターフェースもRaspberry Pi 4に準拠している。SoCとして「Rockc
Raspberry Pi Connectは、ウェブブラウザーを使って、Raspberry Piのデスクトップにセキュアなリモートアクセスを可能にするサービスだ。 利用に際しては、同財団の公式サイトで、「Raspberry Pi ID」を作成する必要がある。その後、Raspberry Pi Connectをインストールし、Raspberry Pi IDでログイン、登録した端末を選択してセッションが開始されると、当該デスクトップが表示される。画面右上にある「Copy from remote」「Paste to remote」ボタンは、ホストとリモート間でのコピーペーストに利用できる。 サポートするRaspberry Piだが、OSはWayland window serverを使うbookwormの 64bit版となる。モデルとしては具体的にはRaspberry Pi 5、Raspberry P
2023年9月に発表された「Raspberry Pi 5」が、日本でも2月から発売となった。すでに手にしている方も多数いると思われるが、「まだ迷っている」、「これから」という方に、Raspberry Pi 5の特徴や性能、どう活用したら良いかについて解説したい。 ハードウェアは確かな進化 「Raspberry Pi 4」から約4年ぶりに登場したRaspberry Pi 5は、クレジットカードサイズという基本的なフォームファクタを維持しながら、着実に成長を遂げている。まずは主要なコンポーネントを見ていこう。 CPUは2015年頃のPC並の性能へ 本体中央の銀色のカバーが付いている部品がSoCで、「Broadcom BCM2712」を搭載している。 CPUはクアッドコア2.4GHzのArm Cortex-A76を採用している。A76は2018年に登場したArmのCPUコアで、過去の記事では
Today we’re pleased to announce the beta release of Raspberry Pi Connect: a secure and easy-to-use way to access your Raspberry Pi remotely, from anywhere on the planet, using just a web browser. It’s often extremely useful to be able to access your Raspberry Pi’s desktop remotely. There are a number of technologies which can be used to do this, including VNC, and of course the X protocol itself.
2023年9月に発表された「Raspberry Pi 5」が、日本でも2月から発売となった。すでに手にしている方も多数いると思われるが、「まだ迷っている」、「これから」という方に、Raspberry Pi 5の特徴や性能、どう活用したら良いかについて解説したい。 【画像】メモリの容量を示すチップ抵抗 ■ ハードウェアは確かな進化 「Raspberry Pi 4」から約4年ぶりに登場したRaspberry Pi 5は、クレジットカードサイズという基本的なフォームファクタを維持しながら、着実に成長を遂げている。まずは主要なコンポーネントを見ていこう。 □CPUは2015年頃のPC並の性能へ 本体中央の銀色のカバーが付いている部品がSoCで、「Broadcom BCM2712」を搭載している。 CPUはクアッドコア2.4GHzのArm Cortex-A76を採用している。A76は2018年に登場
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