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  • 文学フリマへの批判と提言|西中賢治

    2024年5月19日に、『アラザル』の新刊となる16号を発行します。「政治」を特集した13号(2020年発売)に続き、2度目の特集号として「経済」をテーマに制作しました。昨今の物価高や円安、税制改正によって、お金の問題が生活の中で大きくなっているこのタイミングで、同人それぞれがお金について考えたエッセーを掲載しています。 https://x.com/arazaru/status/1790958151883424005 さて、「インディペンデント批評誌」として発行している『アラザル』は、2008年の創刊以来、常に都内で行われる文学フリマに合わせて新刊を作ってきました。増刊号を出す際や、何も新刊のないタイミングでも文フリに出店してきたので、我々にとっては文フリはもっとも大きな発表の場になっています。しかし、今回の16号は文学フリマで販売しないことにしました。正直に言うと、同人の誰もがぼやぼやし

      文学フリマへの批判と提言|西中賢治
    • 【全体公開】「king妃jack躍」制作裏話①~グランプリを取るために~|宮守文学|pixivFANBOX

      もう1年経ったので時効というか、制作にまつわる裏話をします。 純粋にこの曲や僕のことが好きな方、あるいは今後このような公募で受賞を目指す方の両方に価値のある記事になればと思っています。 当時僕はフォロワー数百人、曲を出しても1000再生行けば良い方というかなり伸び悩んだボカロPでした。そこからこのコンテ...

        【全体公開】「king妃jack躍」制作裏話①~グランプリを取るために~|宮守文学|pixivFANBOX
      • 高校3年間を通して「羅生門」しか読まなくていいのか…灘中学の国語科教師が懸念する"文学離れのマズさ" 実用重視で危機に瀕する国語のカリキュラム

        文学作品を扱いづらいカリキュラムになった 【加藤】最近では「とにかく子どもが文学を読みたがらない」と悩む保護者も多くいらっしゃいます。そうなると、学校の教科書や塾の問題は、文学を読む機会を提供してくれる最後の砦にも思えます。そもそも保護者自身が本を読まなくなっていますよね。 【井上】もっと言えば、今、文学離れに拍車をかけるかのように、学校の授業でもなかなか文学作品を扱えないようなカリキュラムになっているんです。 【加藤】そうなんですか? 【井上】高校の話になりますが、2022年4月から始まった高校の新学習指導要領では、「現代の国語」で評論文を、「言語文化」で小説と詩歌、古文、漢文のすべてを扱うことになりました。しかし授業はそれぞれ週に2回ずつです。入試対策としては古文と漢文は譲れません。すると、いつ文学をやるのか、という問題が浮上します。 【加藤】古文や漢文の読み方のルールを教えるだけでも

          高校3年間を通して「羅生門」しか読まなくていいのか…灘中学の国語科教師が懸念する"文学離れのマズさ" 実用重視で危機に瀕する国語のカリキュラム
        • [5]絶対に恋心を認めるわけにはいかないのです ~『男色義理物語』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

          【前回のあらすじ】 頼母を思うあまり病に臥せる采女のもとに、同じ侍従に仕える同僚たちが見舞いにやってきました。 その中に頼母もいたので、采女は隠そうとしても嬉しさを隠しきれませんでした。 采女の男色相手の内蔵之助は、そんな采女の様子を怪しく思い、、、。 【初めての方へ】 原典の画像だけでなく、スクロールすると、ちゃんと活字の原文(可能な限り漢字に直し、送り仮名と振り仮名を補足しています)と現代語訳と解説がありますよヾ(๑╹◡╹)ノ" --------------------------------- 霞亭文庫 · 男色義理物語 · 東京大学学術資産等アーカイブズ共用サーバ 男色義理物語 : 4巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※赤字の書入れ等は筆者。 【原文】【現代語訳】 (皆人帰り、)悩める後《あと》に[皆人帰りし後に、悩める枕に?]近う寄りて囁《さゝや》き侍るハ、 (内蔵之助

            [5]絶対に恋心を認めるわけにはいかないのです ~『男色義理物語』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
          • [6]とにかくみんなで祈りまくるのです ~『男色義理物語』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

            【前回のあらすじ】 采女の男色相手の内蔵之助は、采女が誰かに恋をしていないか疑いますが、采女は口を割りません。 一方、采女が病に臥していることは、采女の国元の家族にも伝わり、大騒ぎになります。 【初めての方へ】 原典の画像だけでなく、スクロールすると、ちゃんと活字の原文(可能な限り漢字に直し、送り仮名と振り仮名を補足しています)と現代語訳と解説がありますよヾ(๑╹◡╹)ノ" 【スマホでご覧の方へ】 諸事情により、PC版と同じデザインになっていますが、なるべくスマホでも読みやすいようにはしているのですが、もし、字が小さいと感じた場合は、スマホを横にして拡大すると読みやすいと思います。 --------------------------------- 霞亭文庫 · 男色義理物語 · 東京大学学術資産等アーカイブズ共用サーバ 男色義理物語 : 4巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※赤

              [6]とにかくみんなで祈りまくるのです ~『男色義理物語』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
            • ロシアと向き合う勇気◇「戦争」と「独裁」への文学者のまなざし―亀山郁夫さんに聞く(前編):時事ドットコム

              インタビューに答える名古屋外国語大学の亀山郁夫学長=4月5日、東京都世田谷区 ロシアによるウクライナ侵攻は3年目に突入し、出口の見えない戦争による無辜(むこ)の民衆の犠牲は増えるばかりだ。果たして戦争を止めることはできるのか。争いが争いを生む、憎しみの連鎖は断ち切れるのか。容易に答えが見つかりそうもない問いを抱えたまま、ロシア文学者であり、翻訳者であり、恩師でもある亀山郁夫さん(75)を訪ねた。 亀山さんは2006年に発表した「カラマーゾフの兄弟」の新訳によって、21世紀にドストエフスキー(※)作品への新たな窓を開き、昨年にはその5大長編小説の翻訳を完成させた。スターリン(※)時代のソ連の芸術と政治権力の関わりについての多くの著作もある。再び「戦争」と「独裁」に覆われようとしているロシアを、そしてウクライナを見つめる文学者のまなざしとはどのようなものなのか、話を聞いた。(時事通信編集委員 

                ロシアと向き合う勇気◇「戦争」と「独裁」への文学者のまなざし―亀山郁夫さんに聞く(前編):時事ドットコム
              • 西の魔女が死んだ/児童文学/感想レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂

                「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」 二年前の五月、まいは小学校を卒業し、中学にはいったばかりだった。始まりはいつもの季節の変わり目の喘息だった。 けれど発作が起きなくなっても、まいは学校へ行けなかった。学校に行くことを考えただけで息が詰まりそうだった。 西の魔女が死んだ/梨木果歩 作/講談社 学校で居場所をなくしたまいが、自然豊かな祖母のところで癒されて元気になっていくという縦糸はすごくシンプルなストーリーです。結局は単身赴任をしていた父親のところに母親と共に行き、転校して新しい学校で登校ができるようになります。 物語は、その2年後、まいが新しい学校で友達も出来て、学校生活を順調に送っているところに、突然、祖母が亡くなったという知らせが来るというショッキングなところから始まります。こんなふうに・・・ 西の魔女が死んだ。四時間目の理科の授業が始まろうとし

                  西の魔女が死んだ/児童文学/感想レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂
                • 【全文学賞非受賞記念第一弾作品】「真夜中の弁証法(1)」 - まる猫の今夜も眠れない

                  真夜中の弁証法 夕景には少し早いのに角膜が暗く世界を映し出している。 左手の指先に小さな痛みが走った。 男は塀のそばを歩くときに指を這わせてしまう癖がまだ抜けない。 今だって塀の荒い塗装箇所が中指を突いた。 皮膚には白く摩擦の証拠が残った。 けれどもその小さな痛みはより大きな痛みの中に埋もれて感じられなくなっていく。 男は自分の臓器という臓器が過剰な収縮をしているような感覚を覚えた。 そして血の代わりにタールのようにどす黒い液体が血管を流れているような不快感に男は餌付くのだった。 空嘔が抑えられない。 男は塀の先に虚ろな視線を送る。 いつもの十字路がある。 街路ではあるが車の通りはない。 住宅街の奥まった場所にある十字路だ。 普段ならばこの黄昏時には定年を過ぎた人たちが自転車をゆっくりと蛇行させている場所である。 男は塀によって視界が遮られた場所に思いを馳せる。 そしてその白昼夢の中に決ま

                    【全文学賞非受賞記念第一弾作品】「真夜中の弁証法(1)」 - まる猫の今夜も眠れない
                  • VTuber文化の歴史性を探求する批評誌『VXY』文学フリマで頒布

                    近年では、2024年7月に岩波書店から『VTuber学(仮)』の刊行が予定されるなど、学術的な研究の対象にもなっている。 『VXZ vol.1』ではそうしたVTuberについて『ストリーミング・メルティングポット』と題して特集。 バーチャル美少女ねむさんと、『VTuberの哲学』を刊行した哲学者の山野弘樹さんへのインタビューと、2件の論考を収録し、VTuber文化について論じる。 銀こんにゃくさんコメント 2024年、「バーチャルYouTuber」という言葉の誕生から7年が経過し、その影響力はインターネットの枠を超え、VTuberは現代社会に深く根付いています。この動向を捉えるために、私たちはVTuber批評誌『VXY』を立ち上げました。 今後も継続的に刊行を行い、VTuberという新たな文化の歴史的位置づけを探求し、後世に伝える使命を果たしていく所存です。ダウンロード販売も実施する予定で

                      VTuber文化の歴史性を探求する批評誌『VXY』文学フリマで頒布
                    • 映画監督・西川美和が「言葉のリズム、美しさをダイレクトに味わえる」と語る韓国文学は? | J-WAVE NEWS

                      映画監督の西川美和が、本棚のなかのあるお気に入りの書籍を紹介した。 西川が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)のワンコーナー「DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF」。4月21日(日)のオンエアをテキストで紹介。 映画監督・西川美和の本棚をチェック 西川美和は大学在学中、是枝裕和監督作品『ワンダフルライフ』にスタッフとして参加。2002年、オリジナル脚本の『蛇イチゴ』で映画監督デビュー。長編2作目は『ゆれる』はカンヌ国際映画祭監督週間に正式出品。2021年公開の『すばらしき世界』は、日本アカデミー優秀作品賞や優秀監督賞を受賞した。西川は監督業のみならず、脚本家、作家としても活躍中だ。 まずは、西川の本棚の写真を見ながら、収められている書籍について話を聞いた。 DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF 映画監督、

                        映画監督・西川美和が「言葉のリズム、美しさをダイレクトに味わえる」と語る韓国文学は? | J-WAVE NEWS
                      • 文学フリマ、初の有料化後の来場者数を公開 前回から微減の結果に

                        文学作品の展示即売会「文学フリマ東京38」が来場者数を発表した。 これは5月19日に東京流通センターで開催されたイベント。増加する来場者数を受け、初の入場料を設けたことでも注目が集まっていた。 今回の来場者数は12,283人。前回、2023年11月に同会場で開催された「文学フリマ東京37」の12,890人から微減する結果となった。 テーマは「自らが文学と信じるもの」展示即売会・文学フリマ「文学フリマ」は文学作品の展示即売会。「自らが文学と信じるもの」をテーマに、様々なジャンルの文学作品やクリエイターが集う。 文学フリマ東京、一般入場を有料化 東京ビッグサイトでの開催も発表 文学作品の展示即売会「文学フリマ」が、2024年5月19日(日)の「文学フリマ東京38」から、東京開催時の一般入場を有料化すると発表した。 併せて、2024年12月1日(日)の「文学フリマ東京39」は、東京ビッグサイトで

                          文学フリマ、初の有料化後の来場者数を公開 前回から微減の結果に
                        • 僕は上手にしゃべれない/児童文学/感想・レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂

                          たとえば『おはよう』が、僕は言えない。 朝、目が覚めて、部屋から出てキッチンにいるお母さんの後ろ姿を見たとき、言うべき朝の挨拶が頭に浮かぶけれど、僕はそれを言えない。 最初の『お』の音が出てこないんだ。無理に言えば「お、お、お、おはよう』という格好悪い、つっかえた言葉になる。 柏崎悠太は吃音があります。そのため色々なことをあきらめ逃げてきたのでした。 中学入学の初日、自己紹介で恥をかきたくなかった悠太は、仮病をつかってその場から逃げたのでした。 その日の帰りに、放送部の勧誘のチラシを受け取った悠太は、強く心を動かされました。そのチラシには、こう書いてあったのです。 『練習すれば、上手にはっきりと声を出せるようになります』 僕は上手にしゃべれない/椎野直弥 作/ポプラ社 「ぼ、ぼぼ、僕のか、か、か、抱えているものはき、ききき、きき、吃音というそうです。いいいが、医学的には発達障害のひひひ、ひ

                            僕は上手にしゃべれない/児童文学/感想・レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂
                          • 『芥川龍之介展』~於:日本近代文学館 - 文学のお散歩

                            只今、駒場公園内「日本近代文学館」にて『芥川龍之介展』が開催されています。 今回の展覧会は、日本近代文学館の刊行物『芥川龍之介文庫目録 増補改訂版』の刊行を記念しての展覧会です。 部門構成としては、第一部「原稿と初版本でたどるその軌跡」第二部「旧蔵書に見る知の宇宙」第三部「書画と来簡に見る交友」第四部「生涯」の四部構成。 特に第二部では、芥川の蔵書の中の書き込みや、挟まれていたメモ、押し花などの展示もあり、芥川がその本を読んで何を思い、考えていたかの軌跡をたどることができる、興味深い展示となっています。 同時開催は『川端康成の名作Ⅰ』。 川端康成の文壇デビューから戦中までの前期作品を、原稿や同時代の作家から寄せられた書簡などからクローズアップしていきます。 展示を見たあとは、1階カフェBUNDANで一休み。 いただいたのは、もちろん「ブラジルコーヒーAKUTAGAWA」。 スイーツは、展示

                              『芥川龍之介展』~於:日本近代文学館 - 文学のお散歩
                            • 新・読書日記27 - はてなブログ大学文学部

                              落合陽一『忘れる読書』PHP研究書 (2022) シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』慶應義塾大学出版会 (2022) 新・読書日記27 – ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)

                                新・読書日記27 - はてなブログ大学文学部
                              • Wikipedia 3大文学に大きな影響を与えた幻のノンフィクションが待望の文庫化! 『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』は本日発売!

                                「謎の病」の原因究明と撲滅への道のりを克明に記録した圧巻のノンフィクション『死の貝』。長年にわたり入手困難となっていた本作ですが、このたび新章が追加され、待望の文庫化を果たしました。 新章を加え文庫化した『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』 追加取材により、最新の情報を盛り込んだ新章を追加! SNS等でしばしば大きな話題になる「Wikipedia 3大文学」。読み始めたら止まらない秀逸なWikipedia記事のことで、「三毛別羆事件」「八甲田雪中行軍遭難事件」そして「地方病(日本住血吸虫症)」を指しています。 Wikipedia「地方病(日本住血吸虫症)」の主要参考文献とされ、その内容に大きな影響を与えたノンフィクション『死の貝』(小林照幸・著)は、絶版により長らく入手困難でしたが、このたび新章を加えるなど大幅に加筆して文庫化されました。Wikipediaにはまだ書かれていない、本書ならでは

                                  Wikipedia 3大文学に大きな影響を与えた幻のノンフィクションが待望の文庫化! 『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』は本日発売!
                                • 林芙美子文学賞・大原鉄平さん 26年間で1万枚書いてきた47歳が掴んだ〈小説家のなり方 中年編〉 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#12|好書好日

                                  林芙美子文学賞・大原鉄平さん 26年間で1万枚書いてきた47歳が掴んだ〈小説家のなり方 中年編〉 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#12 大原鉄平さん=撮影・武藤奈緒美 第10回林芙美子文学賞 受賞作「森は盗む」 工務店に勤める「私」こと上湖(うえこ)は、施主の家庭を想像してはパソコン上で設計プランを練っている。工務店には先代棟梁の息子であり、腕利きの大工であるよっちゃんと、工務店の社長、毎日手の込んだ弁当を作ってくる事務の小林さんがいる。よっちゃんは子どもの頃、森の中に建つ「家」に入れられていたという。上湖もまた、子ども時代、周りとは違うお弁当を食べていた。上湖はいつしか、建築プランの中によっちゃんや小林さん、自分を登場させるようになる――。 小説は僕の松葉づえ 大阪在住の大原さんは飛行機に乗ってやってきた。恥ずかしそうに差し出した名刺には「小説家 大原鉄平」とあった

                                    林芙美子文学賞・大原鉄平さん 26年間で1万枚書いてきた47歳が掴んだ〈小説家のなり方 中年編〉 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#12|好書好日
                                  • ここにきて「Wikipedia 3大文学」に脚光…絶版の「原典」復刊、文庫フェア開催を実現させた“書店員の熱意” | デイリー新潮

                                    「週刊新潮」の発売前日に速報が届く! メールマガジン登録 デイリー新潮とは? 広告掲載について お問い合わせ 著作権・リンクについて ご購入について 免責事項 プライバシーポリシー データポリシー 運営:株式会社新潮社 Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。

                                      ここにきて「Wikipedia 3大文学」に脚光…絶版の「原典」復刊、文庫フェア開催を実現させた“書店員の熱意” | デイリー新潮
                                    • 宗教二世がフランスで考えた中上健次と社会物語学のこと : 物語=差別のメカニズムを探る:開かれた豊かな文学|hino niho

                                      (連載の続きになります。これまでの記事はこちら。) 前回は中上健次が自身が部落出身であることを打ち明け、差別というものについて語りはじめた時代背景を見た。そこで中上が1976年に匿名性と固有性、現実と虚構のあわいを揺れるような「路地」という言葉づかいを発見していたことや、1977年の『枯木灘』の完成から間もなくして現実の「路地」の取り壊しが始まったこと、中上が差別を日本文化の核心にあるものとして読みかえ、賤なるものの「発揚」を試みたことなどを確認した。ここでは、ルポルタージュ『紀州』(̇Œ7)を補助線としながら差別をめぐる議論を取りあげ、その物語論的な変奏とも言える連続講演会「開かれた豊かな文学」(Œ12)での議論を追っていきたい。 震える穴のアナロジー 中上の物語論では前期においても後期においても穴のメタファーがきわめて重要な役割を果たすことになる。さまざまな形の穴という穴が連想《アナロ

                                        宗教二世がフランスで考えた中上健次と社会物語学のこと : 物語=差別のメカニズムを探る:開かれた豊かな文学|hino niho
                                      • 新・読書日記23 - はてなブログ大学文学部

                                        マーク・フィッシャー『ポスト資本主義の欲望』左右社 (2022) 橋爪大三郎『小室直樹の世界』ミネルヴァ書房 (2013) 新・読書日記23 – ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)

                                          新・読書日記23 - はてなブログ大学文学部
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