関東エリアから中国エリアにかけて多くのJRの直流線区で走っていた国鉄の近郊形直流電車「115系」。最大約1900両が製造されましたが、新型車両との置き換えにより減少し続けています。いまどこで、どれだけ走っているのでしょう。 当たり前に走っていた115系 国鉄時代に関東・中部・近畿・中国の各エリアに導入された近郊形直流電車の「115系」。JRとなってからも多くの路線で使われてきましたが、新型車両の投入により廃車が進み、車両数が大幅に減少しています。 拡大画像 2022年3月12日のダイヤ改正で定期運行を終了したJR東日本新潟車両センターの115系。写真は「旧弥彦色」復刻塗装車(画像:写真AC)。 115系は、もともと東北本線・高崎線上野口で使用していた車両の性能アップを目的として、国鉄が1963(昭和38)年1月に投入を開始した国鉄電車です。東海道本線の東京口で使用していた111系電車を基本