マイナ問題の泥沼化で支持率低落が止まらない岸田文雄・首相。国民の不満の声に耳を傾けない暴走政権は、この10月に日本をさらなる大混乱に陥れようとしている──。自民党ベテラン議員はこう見限った言い方をする。 【図解】なぜ「インボイス」導入で個人事業主が困るのか? 現在と制度導入後の納税額を比較 「マイナ問題にしても福島第一原発の処理水海洋放出にしても、判断自体はやむを得ないとして、総理には国民の理解を得ようという努力が見えない。こんなやり方を続ければ支持率はもっと落ち込むはずだ」 その岸田首相は9月に内閣改造を行なう方針で、例年なら改造前には入閣や留任を求める議員の猟官運動が活発になる。だが、今回は党内に“異変”が起きている。 「マイナ問題担当の河野太郎・デジタル相や加藤勝信・厚労相は閣外に出たがっているし、入閣適齢期の議員たちも“岸田内閣で大臣になっても選挙にプラスにならない”と敬遠している