茨城県内の果樹園で害虫のカメムシの大量発生が予測されるとして、県は2年ぶりに注意報を出して梨などの生産農家に対し速やかに対策を取るよう呼びかけています。 大量発生が予測されるのは、梨やりんごなどの汁を吸い実を傷める「チャバネアオカメムシ」です。 茨城県がことし1月から2月にかけて県内42の観測地点で調査したところ、ことしは平年値のおよそ5倍の数が確認されました。 また、先月末にかすみがうら市の果樹園で行った調査では平年確認され始める時期のおよそ7倍となる198匹が確認されました。 県は去年発生したカメムシが暖冬などのため冬を越し、さらに、これから1か月は平年より気温が高い見込みで、移動や繁殖が活発となり大量発生が予測されるとして、梨などの生産農家に対し、2年ぶりに注意報を出しました。 県は防虫ネットを使った侵入防止策を行うとともにカメムシが確認された場合は、活動が鈍い早朝に薬剤を散布するな