パソコンの世界で漢字を含む日本語を扱えるようにするために、処理が煩雑になるJISコードをそのまま扱うのではなく、文字コードセットの切り替え処理が不要になるシフトJISというコードが発明されました。 このコードがどのような経緯でMS-DOSなどで採用されたのかは、あまり詳しくわからないのですが、この文字コードは規格ではなくあくまで実装に過ぎなかったので、メーカー独自の判断で構わないと思われていたようです。 MULTI16 - 遂に三菱電機もパソコンを出した この文字コードが身近に使われるようになったのは、MS-DOSが日本語に対応した1983年にリリースされた「日本語MS-DOS Ver2.x」からだと思います。この段階で階層化ディレクトリもサポートされ、CP/Mから継承したコマンドオプションは”/”で始まるというルールが仇となりパスの区切り文字がUNIXなどで使われていた”/”の代わりに”