女性向けアパレルのジャパンイマジネーション(東京・渋谷)は20日、10~20代向けブランド「セシルマクビー」の店舗事業から撤退すると正式に発表した。1990年代に若者を中心に支持を広げたが、ファストファッションの台頭で販売が低迷したところに、新型コロナウイルスが追い打ちをかけた。「ギャル系」として一世を風靡したセシルマクビーの撤退は、平成アパレルの終わりを象徴する。「私の時代が終わった」――。
JR札幌駅に直結している商業施設「パセオ」イースト地下1階の北口地下歩道に面した10代~20代向けブランド店舗「セシルマクビー」など3ブランド店舗が、年内をめどに閉店する。同ブランド店舗を運営しているジャパンイマジネーション(本社・東京都渋谷区)が「セシルマクビー」など全国約90店舗の年内撤退を決めたため。(写真は、「セシルマクビー札幌PASEO店」) 女性向けアパレルブランドを展開する同社は、若者ファッションをリードする存在で、「セシルマクビー」は1990年代にギャル系人気ブランドとして定着。しかし、徐々にブームが去り、ファストファッションの隆盛で2007年1月期をピークに売り上げが減少。15年1月期からは赤字計上を余儀なくされていた。今年に入ってからはコロナの影響による休業でさらに売り上げが減少、抜本改革を迫られていた。 このため、同社はコロナ禍の生活様式、消費行動、価値観の劇的変化に
セシルマクビーが店舗事業から撤退せざるをえなかった理由はどこにあるのだろうか? 第一に挙げられるのが、ワンピースにヒールパンプスという女性らしい服装がダウントレンドにあることだ。渋谷や原宿を歩いても、10数年前に一斉を風靡したエビちゃん的なフェミニン全開の女子はほとんど見かけない。 ここ数年、モードの世界では男女の境のない「ジェンダーレス」なファッションがトレンドになっているが、日本の若い世代では女子が男子に寄せている印象が強い。ゆったりしたシルエットのジーンズやワークパンツにTシャツをインして足元はスニーカー――。こんなスタイルが今時のF1層の強めの女子(従来のギャルに相当する)の定番的スタイルだ。セシルマクビーの今の世界観と乖離があるのは言うまでもない。 中庸なアパレルの「末路」 若者のファッションへの熱が薄れたのと、若者人口の減少も大きく影響している。一部で熱狂的なファッション好きは
2020年7月24日 5時40分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 新型コロナの影響などにより、店舗事業からの撤退を発表したセシルマクビー 思い切ったダウンサイジングだが、経営の観点では評価の声も出ていると筆者 しかし、この勇退は中庸ブランドの「終わりの始まり」だとした 渋谷109に入っているセシルマクビー(筆者撮影) 渋谷から生まれたひとつの文化が終わった――。1990年代中盤から2000年代の“ギャル文化”を牽引してきたレディースブランド「セシルマクビー(CECIL McBEE)」を展開するジャパンイマジネーションが7月20日、全国43店舗のセシルマクビー直営店とECの展開を順次終了すると発表した。 ライセンス事業は継続するものの、渋谷のギャル文化を支えてきたブランドの終焉のニュースに、SNS上では驚きの声とともに惜しむ声が多く寄せられている。なぜ、セ
株式会社ジャパンイマジネーションが展開しているアパレルブランド「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」が、2021年2月までに渋谷109の店を含む全43店舗を閉店することが明らかになりました。 セシルマクビーの直営店の閉店に伴い、 閉店セールはあるのか 43店舗の閉店するタイミングや閉店する理由 今後のセシルマクビー通販での販売は継続されるのか 等を調べてみましたので、是非最後までご覧くださいね。 セシルマクビーの閉店セールはある? 【業績不振】「CECIL McBEE」店舗閉鎖へ、新型コロナが追い打ちhttps://t.co/J3NAbzDTm4 ギャル系ブランドで一時代を築いたが、ブーム終了後は売上減に歯止めがかからず。経営体力があるうちに事業を縮小する。 pic.twitter.com/3lgRSft8lG — ライブドアニュース (@livedoornews) July 20,
ジャパンイマジネーションが基幹の「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」などの店舗事業から撤退し、事業を「アンクルージュ(ANK ROUGE)」「ジェイミー エーエヌケー(JAMIE エーエヌケー)」など4ブランドに集約する。「スタニングルアー(STUNING LURE)」業態を運営する子会社スタニングルアーに「アンクルージュ」「ジェイミー エーエヌケー」、子会社D&Nジャパンの「デイシー(DEICY)」を移管。ジャパンイマジネーションは今後は「セシルマクビー」の商標権の管理などを行う。 「セシルマクビー」は、ジャパンイマジネーションの前身であるデリカ時代の1987年にスタート。96年に渋谷109でセクシーカジュアルブームに火が付くと、その象徴的ブランドとなった。2000~13年には渋谷109で売り上げナンバーワンの座に君臨。しかし、08年の「H&M」上陸に代表されるファストファッショ
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