昨年から続くコロナ禍の中で、モバイル、ゲーム機、PCと全てのジャンルでコンピュータゲーム市場は大幅に伸びた。スマホアプリの市場調査に強い「App Annie」が発表した『モバイル市場年鑑2021』には、自粛生活を強いられた人々がスマホでゲームに没頭していた数字が如実に現れている。 2020年のグローバルでのモバイルアプリダウンロード数は約2180億件、売り上げは約1430億ドル。この売り上げは2019年に比べて約20%増えており、本来ならば2024年頃に到達すると予測されていた数字だ。コロナ禍によって、エンタメがスマホに集約されていく速度が急激に上がったことがわかる。 日本でもスマホユーザーの1日の平均利用時間は3.7時間を超え、こちらも前年から20%増加した。日本は高齢者を中心に地上波テレビの時間占有率が高いが、スマホがテレビを抜くのは時間の問題だろう。アメリカでは、すでにスマホの利用時