■TODOリストの破綻 本当に至極簡単な話なのです。自分の「やること」をリストに書き込み、終わったらそれを消す、という運用をしているだけでは、少しずつTODOリストの項目は増えていき、やがてそれを目にするのも嫌になってきます。 特に、「タスク管理」という救済のノウハウを求めている人ほどそうなります。なぜなら、そういう人は忙しい──つまり「やること」を過剰に抱えているからです。あるいは、過剰に抱える傾向を持っているからです。 そもそも、「やること」と実際に実行することが適切にバランスしているなら、「管理」の必要性はそこまで感じないでしょう。目についたものから着手していけば、いつかは終わるはずです。そんな平和な終わり方ができていないから、タスク管理というノウハウを求めるようになるのです。 しかし、TODOリストを作ることは、あくまで「やること」の整理でしかありません。それをやっているだけでは、