「優しく美しい解説」と大好評 言葉がすくい取った社会の悲しみ 「仏の教えに興味を持つきっかけに」 悲哀や歓喜の感情を、ユーモア混じりに示す流行語「ぴえん」。若者を中心に使われている、キャッチーな表現です。この語句を、仏教の信仰についてわかりやすく説く「法語」に取り入れたお寺があります。ツイッター上で画像が公開されると、その秀逸な言葉選びに感じ入る人々が続出。最先端の「文化」に触れ、敏感に反応した住職の胸には、どのような思いがあったのでしょうか? 一部始終を取材しました。(withnews編集部・神戸郁人) 「優しく美しい解説」と大好評 「ぴえんもご縁 超えてご恩」。7月26日、浄土真宗本願寺派の寺院「永明寺(えいみょうじ)」(北九州市)敷地内の掲示板に貼り出されたという、そんな法語の画像が投稿されました。 一見はやりに乗っているようでいて、その実、深い意味があるのではないか――。見る人にそ