著名投資家ウォーレン・バフェット氏が投資したことで世界的な注目を集める日本の総合商社。商社株は事業が多岐にわたり評価しづらいとの見方も投資家の間では根強くあった。新型コロナウイルスの感染拡大などで業績も影響を受けるなか、期待通りの「長期的な成長」を果たせるのか。三菱商事の垣内威彦社長に未来の商社像を聞いた。――バフェット氏が三菱商事を含む大手商社5社にそれぞれ5%ずつ出資しました。「バフェッ
<新型コロナウイルスによるロックダウンの後、アメリカ人が再びかつてのように空を飛ぶようになるのかわからないとして、デルタ、アメリカン、サウスウエスト、ユナイテッドの4社から資金を引き揚げた。4社は今後、自らの資産を食い潰すことになる、とも> 米著名投資家のウォーレン・バフェットは5月2日、自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの年次株式総会で、同社が保有していた40億ドル相当の米航空株をすべて売却したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の悪影響が続いていることが理由だ。バフェットはユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空とデルタ航空の株式を保有していた。【パラシュ・ゴシュ】 【チャートで見る】コロナ失業のリスクが高い業種 「航空ビジネスは大きく変わったと思う」とバフェットは言った。「将来が見えにくくなった。ロックダウン(封鎖措置)が長期間続くことでアメリカ人の習慣がど
1942年、11歳のウォーレン・バフェット氏は自身のキャリアを通じて買い入れた数多くの株式のうちの最初の銘柄を購入した。「私が買ったのはシティーズ・サービスの優先株3株だ」と同氏は2019年に語っている。「私は資本家になり、いい気分だった」という。 バフェット氏は後にベネズエラ系のシトゴ・ペトロリアムとなるシティーズを買った理由を明らかにしていないが、その後の記録から推測すると、この会社に何か気に入ったものがあったのだろう。 日本株がついに最高値を更新した今、日本には若き日のバフェット氏のような個人投資家が必要だ。日経平均株価が初めて4万円を突破したが、その原動力の大半は外国勢による買いだ。 日本の政治家は何年も前から、国民に「たんす預金」をやめ、大きなリターンが得られる可能性のある株式に資金を移すよう呼びかけてきた。 新たな少額投資非課税制度、いわゆる「新NISA」はまたとない絶好のタイ
マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツはパソコンのOS「Windows」の生みの親で、世界の大富豪ランキングの常連です。もの静かな性格で読書家としても有名です。そして、自分の信念を曲げません。典型的な内向型で、アメリカでもそれが広く知られています。 彼は毎年11月の終わりごろに「今年読んだ最高の本」を紹介しています。このリストに載るとたちまちその本はベストセラーになりますが、そのリストを眺めると、彼の好奇心の旺盛さがうかがえます。 例えば2022年に発表した5冊(2022年には今年読んだ本ではなく「人生で最高の本」を5冊紹介しています)はSF小説『異星の客』や、アイルランドの人気ロックバンド「U2」のボーカル「ボノ」がキャリアを語った『ボノの回顧録』、第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの評伝『リンカーン』、プロテニスコーチがスポーツ心理について明らかにした『インナーゲーム』、元素
Theron Mohamed [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦) Jun. 18, 2023, 08:00 AM 国際 48,701 92歳のウォーレン・バフェットは億万長者の実業家だが、子どものような食習慣を続けている。 投資家であり、バークシャー・ハサウェイのCEOでもある彼は、マクドナルド、コカ・コーラ、デイリー・クイーンが大好きだ。 バフェットは、その自由気ままな食生活が、自分の幸せと長寿の秘訣だと語っている。 ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は92歳で世界有数の大富豪だが、今も子どものようにファストフードや砂糖たっぷりのソーダ、甘いお菓子が大好きだ。 著名な投資家であり、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEOである彼は、ハンバーガー、ホットドッグ、アイスクリームを好物としている。朝食にマクドナルドを食べ、毎日コーラ
個人投資家が行うファンダメンタル分析をサポートするべく、2018年1月にサービスを開始した財務情報収集・比較ツール「バフェット・コード」。無料で使えることもあり、投資初心者にも使いやすいだろう。 しかし、そもそも何を調べればいいのか、わからない。そこで、バフェット・コード(twitter:@buffett_code)の中の人である開発担当者に、簡単かつ便利な活用法を聞いた。 <前編はこちら> コンセプトは“企業の財務情報におけるGoogle” 「企業の財務情報における“Google”を作りたいという思いを持って、『バフェット・コード』を開発しました。そのため、トップページは検索ウィンドウと業種だけを載せたシンプルなものにしています。検索方法も一般的な検索サイトと同じで、『企業名 株価』と入れてもらえれば、すぐに結果を出します」 銘柄情報を掲載するサイトは多く存在するが、大抵は検索しても企業
バフェット太郎です。 『家計と金融行動に関する世論調査』(金融広報中央委員会)によれば、金融資産を保有していない世帯を含む40歳独身の貯蓄額の中央値はわずか25万円と、悲惨な状況にあることがわかりました。 【年齢別・独身の金融資産保有額】 (出所:各種分類別データ参照) 年齢別・独身世帯の金融資産保有額を眺めると、平均貯蓄額は20代で128万円、30代で317万円、40代で657万円、50代で1043万円、60代で1613万円と、歳を重ねるごとに貯蓄額が増えていることがわかります。 しかし、中央値を眺めると、20代で5万円、30代で40万円、40代で25万円、50代で100万円、60代で500万円と、平均値に比べてかなり少ない数字であることがわかります。ちなみに、60代になると突然貯蓄額が増えるのは退職金や遺産相続などによる要因が大きいためです。 それにしてもなぜ、平均値と中央値でこれほど
2022年秋に話題になった、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイによる日本の5大商社株の買い増し。現役投資家に「バフェット氏(バークシャー・ハサウェイ)が次に買う日本の企業の株式」を聞くと、トップは「NTT」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」であることが日経CNBCの調査で分かった。 NTTを挙げた人からは、「財務体質が安定しており、利益も着実に出して株主還元も十分なレベルで実施している。10年先まで、大きくはないが成長が見込まれる。株価が割安である」「経済不透明感の中でデフェンシブ銘柄であり、低PBR高配当銘柄でもあること」などがあった。 同率トップの三菱UFJフィナンシャル・グループを挙げた人からは、「YCCの解除での金利上昇による収益アップ。高配当」「日本ではメガバンクが破たん地方銀行を救済しなくてよい」といった声があった。 3位は「ソニーグループ
米国型資本主義が世界的に成功を収めている 航空会社への投資、その後の売却のタイミングは間違いだったが… S&P500指数への投資について 注目の質疑応答セッション 今回の株主総会最大のニュースは? 日本ではゴールデンウィークの真っ只中の5月1日、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの年次株主総会が行われました。2020年はコロナ禍の影響により、バークシャーの本社がある米ネブラスカ州オマハからオンラインで開催されました。同様に2021年の株主総会もオンライン開催となりましたが、バフェット氏の右腕であるチャーリー・マンガー氏も地元、ロサンゼルスのホテルから中継で参加しました。 会場のステージには、90歳のバフェット氏の隣には97歳のチャーリー・マンガー氏、加えて2人のバークシャーの副会長も並び、適宜説明する形式で進行されました。 毎回参加していて思うのですが、超ご高齢のお二人
バフェット太郎です。 日本の個人投資家にとって米国株に投資するということはドル建て資産を持つことを意味しますから、ドルを安く買うことはリターンを押し上げることに繋がります。そのため、個人投資家の中には「いつドル転す(円をドルに換える)べきか」と悩んでいる人も少なくありません。 結論から言えば、持続的なマーケット・タイミングが不可能だと言われていることを考えれば、定期・定額のドル転が望ましいです。かくいうバフェット太郎も毎月5000ドル分を米国株に積立投資することで、定期・定額のドル転を事実上実践しています。 とはいえ、行き過ぎたドル安はドル買いのチャンスであることは事実ですし、投資(投機)を楽しみたいという人も少なくありませんから、その場合は予算の一部を”数少ないチャンス”に賭けてもおもしろいと思います。 【ドル円:日足】 さて、ドル円の日足チャートを眺めると、104円台のサポートライン(
筆者が500万円の利益を得た投資信託とは 金融庁のホームページには、2021年6月現在、長期の資産形成に向いた投資信託192本(ETFを除く)の一覧が載っています。 その内訳は、「アクティブ運用」と言われる種類の投資信託が19本、「インデックス運用」に属する投資信託が173本です。 前者の「アクティブ(積極的)運用」では、市場の平均――国内株式であれば、日経平均やTOPIX(東証株価指数)の値動き――以上の高い運用利回りを目指して、積極的に銘柄選定を行い、株価の先行きが期待できる銘柄に投資します。 後者の「インデックス運用」は、日経平均やTOPIXといったインデックス(指標)通りの運用を目指します。つまり、市場平均並みの運用成績で良い、という考え方であり、「パッシブ(消極的)運用」とも呼ばれます。 筆者が13年間投資し6%の利回りと500万円の利益をもたらした「eMAXISバランス(8資産
この指標は「バフェット指標」と呼ばれ、アメリカで上場されている株式の時価総額(「ウィルシャー5000指数」の時価総額を元にすることが多い)を、アメリカの名目国内総生産(GDP)で割った値のことをいう。投資家はこの指標を用い、株式市場全体の価値と国家経済の規模を比較する。 ウィルシャー5000指数は、年初来で9%上昇し、時価総額が約51兆4700億ドルとなった。 アメリカのGDPは、新型コロナのパンデミック時の最低値から40%増の27兆9400億ドルに達した。 バフェット指数は「51兆4700億ドル÷27兆9400億ドル×100」で184%となる。 バフェットは2001年のフォーチュンの記事で、彼の名が付けられた指標は「おそらく、ある時点でのバリュエーションを測る最良にして唯一の尺度」だと述べた。そして、この指数が100%だと株価はほぼ適正価格だと言うことができ、70%や80%だと割安に近い
学者や規制当局が競争評価や市場集中度の測定に使用するハーフィンダール・ハーシュマン指数(HHI)に基づくと、中国EV市場は1-3月期に過密状態から中程度の集中状態に正式に移行した。最大の勝ち組は比亜迪(BYD)や米テスラなど、すでにトップに君臨し、地位を固めている企業だ。 China's New Energy Vehicle Market Is Consolidating BYD, Tesla and SAIC-GM-Wuling gain a firm foothold post pandemic Source: China Automotive Technology and Research Center (CATARC) Note: Data shows top eight best-selling carmakers in any given year between 2018 a
バフェットが投資銀行家を雇わない理由 デイヴィッド・ルーベンシュタイン(以下、ルーベンシュタイン):企業を調査するときに、投資銀行家を雇ったりはしないのでしょうか? ウォーレン・バフェット(以下、バフェット):しないね。 ルーベンシュタイン:企業調査のために、これまで投資銀行家を雇った経験はおありですか? バフェット:調査の目的で雇った試しはないが、取引の場面に同席してもらうことはある。コミッションは、いつも十分に支払うつもりでいるよ。 ルーベンシュタイン:これは以前お聞きした話です。ある買収予定の相手企業担当者が投資銀行家を雇うと、その後彼らは1週間ほどあなたのもとに現れ、少しでも買収額を上げようとあれこれ働きかけてきたそうですね。結局、彼らの努力は、ほんのささやかな増額という形でしか報われなかったわけですが。 バフェット:それはこういう話だ。あるアメリカのエネルギー会社に、1株あたり3
バフェット氏 ゴールドマン株8割売却 金融危機時に出資 著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが保有銘柄の見直しに動いている。保有するゴールドマン・サックス株の8割を3月末までに売却していたことが15日、明らかになった。バフェット氏は米銀株を好み、多額の資金を振り向けている。2008年のリーマン・ショック時にゴールドマンに出資し、その後大株主となっていた。 <ブログランキングに参加しています・応援お願い致します> サラリーマン投資家ランキング にほんブログ村 バークシャーは四半期に1度、米証券取引委員会(SEC)に提出する保有株報告書の中で明らかにした。調査会社ファクトセットによるとバークシャーは2019年12月末時点でゴールドマン株を3%保有する上位10株主の1社だった。売却理由については明らかになっていない。 バークシャーとゴールドマンの関係は08年
●バフェットは新規のポジションを追加せず、既存の保有株も完全に清算しなかった ●2月15日のラジオNIKKEI『楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー』 バフェットは新規のポジションを追加せず、既存の保有株も完全に清算しなかった 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)は2月14日、SEC(米証券取引委員会)に2022年12月末時点のフォーム13Fを提出した。以下は前回11月に公開された2022年9月末時点とのポジションを比較したものである。 バークシャー・ハサウェイの保有する米上場株式 2022年12月末時点のポートフォリオは、評価額が前回の2,960億ドルから2,990億ドルへと小幅に上昇、銘柄の入れ替えはなかった。10-12月期にバークシャーは新規のポジション追加を行わず、既存の保有株数をいくつか増減させただけであった。 今
任天堂以外にも、2022年は東京海上ホールディングスや日本郵船、川崎汽船といった大企業を中心に多数の企業が株式分割を発表しており、明治ホールディングスも23年に株式分割を行うと既に発表している。これらの企業の多くは、株式分割の発表が市場にとってプラスであると判断されて株価を上げているが、今回はその背景とメリット・デメリットについて深掘りしていきたい。 「国策」と化した株式分割 足元で相次ぐ株式分割の立役者といえば、JPX(日本証券取引所グループ)だろう。JPXは東京証券取引所や大阪取引所といった金融商品取引所の持株会社で、「貯蓄から投資へ」という国民の資産形成についても積極的に施策を実施している企業である。 そんな同社は10月27日に「投資単位の引下げに係るご検討のお願い」という知らせを上場企業の代表各位に送付している。 具体的には、次のような内容となっている。 当取引所では、個人投資者が
加えて同氏は、日本株への追加投資に関しても積極的な考えを示した。その後、バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは円建て社債の発行を発表した。なお2020年8月、バフェット氏がわが国の総合商社株を保有していることが明らかになって以降、同氏は総合商社株の保有を増やしている。 今回、バフェット氏が5大商社の株を買い増した背景にはいくつかの要因がある。その中で注目したい点は大きく3つある。各社の株価の割安さ、ビジネスモデルの優位性、さらに景気の谷越えで利得を得る。そうしたポイントをバフェット氏は重視しているのではないか。同氏の投資手法は、わが国の個人投資家だけでなく、企業の経営者などが今後の世界経済の展開を予想しリスク管理などに生かすためにも示唆に富む。 経済、社会、地政学リスクなどが抑制されている バフェット氏にとって、足許の日本株、その中でも三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅
●QEインフィニティという流動性が人工的に相場を支えるのは限度がある ●いま、世界大恐慌に向かっているのだろうか? ●ウォーレン・バフェットは金融危機のどん底で買収したゴールドマン・サックスの株式の大部分を売却した ●円高圧力と政治的円安 ●5月20日のラジオNIKKEI「楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー」:1929年の大恐慌相場が底を打つまでの動きを読む・下げ2カ月(A)⇒上げ5カ月(B)⇒下げ2年2カ月(C) QEインフィニティという流動性が人工的に相場を支えるのは限度がある 筆者は米国株が底を打ったという確信が持てない。この相場には2番底、あるいは3番底というさらなる調整が潜んでいるように見える。大恐慌の再来とQEインフィニティ(無限大量的緩和)のなかで、売るのも買うのも難しい不確実性の相場環境が到来している。ドラッケンミラーは、米経済のV字回復見通しを「空想」だと
バフェット氏の警告無視してAI時代に賭ける-TSMCの強気投資家 John Cheng、Betty Hou 人工知能(AI)をめぐる熱狂が地政学的懸念に取って代わり、台湾積体電路製造(TSMC)の株価は記録的な上昇を続けている。 外国人投資家は、AIが今年最大の成長のけん引役になるというTSMCの主張を支持し、株式の保有率を2年ぶりの高水準に押し上げた。ピクテ・アセット・マネジメントによると、同社はAIに使用される先端半導体の製造で90%以上のシェアを占めている。 著名投資家ウォーレン・バフェット氏は昨年、TSMCの立地から地政学的懸念を理由に50億ドル(約7500億円)相当の同社株を売却した。台湾は米国寄りの頼清徳氏を総統を選出し、中国との対立の懸念が深まっている。 UBSオコナー・グローバル・マルチストラテジー・アルファの共同最高投資責任者(CIO)、バーナード・アーコン氏は、「地政学
世界一の投資家””ウォーレン・バフェット””!! 14歳の時から投資を始め、数々の伝説的取引を残し、今や資産額は1000億ドルを超えました!! 投資をしている人間なら、誰もが知っている、不世出の偉大な投資家です。彼の話を聞くために、毎年、オマハで行われる株主総会には、世界各国の投資家、メディアが集結します。 www.kimuroulab.com www.kimuroulab.com 俺個人的にも、いち投資家として彼の考え方は非常に参考にしています。 そんなバフェットももう90歳!! 1930円生まれです。 未だに、株主総会ではぶっ通しで何時間も話し続けますし、かなり早歩きで、毎朝マクドナルドのハンバーガを食しているようですが・・ 普通に考えても、誰もが思っている事ですが・・ 彼の余命はそんなに長くない!! その時は確実に近づいています。 因みに、バフェットの相方のマンガーは更に年上です。二
・人民元相場が危険水準の7を超えてきた ・NYダウの下値めどはどこか? ・貿易戦争はFRBの手に負えない!? ・ウォーレン・バフェットは次なる暴落待ち!? ・2019年の米国株相場は1998年および2008年と似ている 人民元相場が危険水準の7を超えてきた 米中貿易戦争はビルダーバーグ会議でポンペオ米国務長官が『100年戦争』だと宣言したように、トランプ米大統領の気まぐれではなく超党派の米国の長期戦略となっている。トランプ大統領の関税第4弾(現時点で制裁関税の対象となっていない中国からの輸入品3,000億ドル相当に2019年9月1日から10%関税を課す)に追い詰められて打つ手のない中国は、輸出で稼ごうという意図で1ドル=7元を超える水準に人民元安誘導を行った。これに対応して米国は8月6日に中国を為替操作国に認定した。 ドル/人民元(日足) 人民元安誘導は内需が落ち込みそうな中国が輸出によっ
バフェットがこの四半期、7月から9月期に8,000億円相当の株を売却しているとの報道がありました。これにより、現金同等物の残高は過去最高に達しています。一部では、バフェットが市場の暴落を予測しているとの噂も広がっています。一方で、バフェットが株を売却する意味について、本人から語られることはあまりありません。最近発売された『バフェット解剖』(著:前田昌孝/刊:宝島社)という本では、バフェットの投資における数字を分析していますが、これを見るとバフェットの意外な姿が見て取れます。バフェットの投資行動の本当の意味を考えることで、自らの投資に役立てるのではないでしょうか。(『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』栫井駿介) プロフィール:栫井駿介(かこいしゅんすけ) 株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学
ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイといえば、数々の伝説を残してきている投資ファンドです。「ハイテクは分からない」「よく知っているものにだけ投資する」と、以前バフェット本で読んだ記憶がありますが、このところのバフェットのポートフォリオは様変わりしています。調べてみました。 このところS&P500に負けている バフェットのポートフォリオ 16年からAppleを買い続けたバフェット 移り変わるポートフォリオ 現金は積み上がり約40%に バフェットの神通力は今後どうなる? このところS&P500に負けている よく世界で最も偉大な投資家といわれるバフェットですが、実はここ数年はS&P500に負けています。1997年から現在までの23年間を見ると、S&P500が6.7倍になっているのに対し、バークシャーは8.8倍。CAGRで、S&P500が8.42%、バークシャー9.66%とさすがの
ジム・ロジャーズ 「米経済に最悪相場がやってくる」 ウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏と並び世界三大投資家と称される著名投資家のジム・ロジャーズ氏を、国際ジャーナリストの大野和基氏が直撃。稀代の勝負師が日本株を手放した理由とは?また今後のアメリカ経済に悲観的な理由とは?今後の市場の見通しと、自身の戦略について迫る。 バックナンバー一覧 世界三大投資家と称される著名投資家のジム・ロジャーズ氏を、国際ジャーナリストの大野和基氏が直撃。「日本株を全て売った」のはなぜなのか。また中国株は売ってはいけないワケとは?稀代の勝負師の投資戦略に迫る。(取材&撮影:国際ジャーナリスト 大野和基) #3 TOPIC ・「中国株を売ってはいけない」 世界三大投資家が読む中国経済の行方 ・バフェットの逆張り 「日本株を全て」売り払った理由 ・1ドル=200円 空前の為替ショックが日本を襲う? ※このイン
配当貴族銘柄は荒れ相場の中の優等生 配当貴族指数銘柄の配当利回りランキング 著名投資家たちも退屈な銘柄に投資 2021年、高リターンを上げたバフェットのポートフォリオ 石原順の注目5銘柄 配当貴族銘柄は荒れ相場の中の優等生 ウォール・ストリート・ジャーナルの記事「高配当に殺到、荒れ相場の影で」(2022年2月9日)によると、「株式市場が低迷しているこの冬、退屈な企業に熱い視線が向かっている」という。「今年に入り米主要株価指数が下落したことから、一部の投資家は安全な逃避先を求めて高成長のテクノロジー株を売って、銀行や石油会社、通信企業など、株主に配当を支払ってきた堅実な企業の株を買っている」とのことだ。 同記事によると「S&P500種の配当支払企業の上位80社で構成するS&P500高配当指数は、2月4日までに配当込みで2.1%上昇した。これに対し、4日までのS&P500種指数のトータルリター
最終更新日:2020/5/3 ウォーレン・バフェットが保有している全ての航空株を売却したと発表しました。 2020年5月2日にウォーレン・バフェットが代表を務めるバークシャー・ハサウェイの株主総会が開かれ、その中で「保有していた大手航空株4社の株式を全て売却した」と明らかにしました。 ウォーレン・バフェットの2020年株主総会での発言 新型コロナウィルスによる暴落の当初、ウォーレン・バフェットは大量に保有している航空株について「売らない」と明言していました。 またそれだけでなく、2月末にはデルタ航空株を買い増していました。 しかし、バークシャー・ハサウェイの2020年の株主総会にて、 新型コロナウィルスの影響がいつまで続くか分からない。 外出制限が人々に与える影響が分からない。 3,4年後に今までのように飛行機が使用されているかどうか分からない。 と弱気な発言とともに、バークシャー・ハサウ
米資産家ウォーレン・バフェット氏 Photographer: Alex Wong/Getty Images North America 米資産家ウォーレン・バフェット氏が現在の危機に伴う影響を好機と捉えて派手に動くことを市場ウォッチャーは待ち望んでいる。しかし、同氏率いる保険・投資会社バークシャー・ハサウェイは、新型コロナウイルスによる打撃を免れていない。 米国の新型コロナ感染拡大による経済活動停止は、菓子メーカーのシーズ・キャンディーズや金属部品メーカーのプレシジョン・キャストパーツなどバークシャーの傘下企業に打撃を与えている。これはバークシャーに多少の傷跡を残す可能性がある。 バフェット氏のビジネスパートナー、チャーリー・マンガー氏は、今回の危機が「終わっても再開するつもりがない幾つかの小規模な事業がある」と、該当部門の名前は明らかにせずに米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に
まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことのほうが、はるかによいのです。 引用元: 1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則(桑原晃弥 著)より 投資大国アメリカが誇る大投資家、ウォーレン・バフェット氏のお言葉。 現在は株式投資のレジェンド的な存在のバフェット氏だが、売買を誤って後悔したこともある。 その中のひとつが繊維会社バークシャー・ハザウェイの株式を大量に保有して経営権を手に入れた事だ。 かつては全米の紳士用スーツの裏地を大量に生産して繁栄していたが、バフェット氏がバークシャーの株を買ったときには経営難に陥っていて、倒産寸前の状態で株価が極端に低い状態だった。 バフェット氏はそんな瀕死の状態のバークシャー・ハザウェイの株を「シケモク買い」した。 「シケモク」とはタバコの吸い殻のこと。 つまりシケモクになったタバコのひと吸い分だけの利
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く