脈波の変動成分と固定成分から導かれるもの パルスオキシメータはLEDから照射された光が、厚みが一定な生体組織と厚みが変動する動脈を通る中で光量が減衰し、センサーで受光します。 パルスオキシメータの原理 動脈の変動部分を脈波といい、センサー受光量は脈波により変動する成分(AC)と変動しない固定成分(DC)に分離できます。 PI値(還流指標)とは、AC/DCを%で表示します。 より良い測定のためにPI値に注目を PI値は指先を循環する動脈量が少なくなると小さくなります。それは、寒くなったときや体調がよくないときに、熱や酸素を生命活動にとってより重要な臓器に優先的に回すために指先の血流を減らすという生体の防御反応を反映しています。 一方で、パルスオキシメータはRの変動成分とIRの変動成分の比で酸素飽和度を計算しますので(パルスオキシメータの原理を参照)、PI値が小さくなると測定時のノイズの影響を